食物繊維たっぷり 朝ごはんのススメ
新生活など環境の変化に加え、季節の変わり目で体調を崩しやすい春。朝ごはんをしっかり食べて、一日を元気にスタートしましょう。
監修:藤井 恵(料理研究家・管理栄養士)
一日の活力になる朝ごはんにこそ、食物繊維を
健康のために大切な栄養素「食物繊維」。とりたいとは思っていても具体的にどう献立にとり入れたらよいかわからないという方もいるのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、朝ごはんに食物繊維を含むメニューを加えること。いつもの納豆にめかぶを混ぜてみよう、ヨーグルトに果物やきな粉を足してみようなど、食べ慣れたメニューにプラスすることから始めれば大丈夫。簡単な料理にすることが、長続きする秘訣です。
食物繊維は不溶性・水溶性に大きくわけられ、それぞれ特徴があります。
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不溶性食物繊維を多く含む食材
腸内で水分を吸って 膨らみ、腸を刺激して 働きを活発にします
・ごぼう、れんこんなどの野菜 ・いも類
・きのこ類 ・納豆、大豆、きな粉などの豆類
・玄米 など
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水溶性食物繊維を多く含む食材
小腸で栄養素の吸収を 穏やかにし、 糖質などの栄養素の 吸収をゆるやかにします
・果物 ・にんじん、大根などの野菜 ・海藻類
・アーモンド、くるみなどのナッツ類
・大麦 など
「混ぜる」「ちょい足し」で、朝ごはんに手軽に食物繊維をプラス
食物繊維がとれる「朝ごはん」作りのコツ
1食物繊維+たんぱく質の「豆類」を
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大豆や納豆などの豆類は食物繊維がとれるうえに、 たんぱく質も補える優秀食材。炭水化物に 偏りがちな朝ごはんにこそ、ぜひとり入れて。
2野菜はきのこ・根菜・いも類を中心に
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きのこは好みの2〜3種類をミックスして、自家製の冷凍野菜を作っておくと便利。下ごしらえの大変なごぼうや長芋も冷凍品をストックしておくと、慌ただしい朝に活躍!
3手軽に足せる乾物や海藻も利用しよう
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乾物は料理にうまみをプラスしてくれるうれしい効果も。わかめやひじき、刻み昆布などの海藻類も料理にちょい足ししやすい食材。
「手軽にとれる」商品とは
・カルシウムや食物繊維などとりたい栄養素がとれる。
・野菜や大豆がとれる。
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食物繊維
ピスタチオ(約40%)・アーモンド(約20%)・カシューナッツ(約20%)・くるみ(約20%)をミックスした食塩不使用のミックスナッツ。むき身のピスタチオをふんだんに入れ、ピスタチオの風味を存分に感じられる配合にしました。食べ切りにちょうどいい1袋16gの分包タイプ。 1袋で食物繊維が1.1g。
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鉄・カルシウム・食物繊維
香ばしいきな粉にアーモンドの甘みと黒ごまの香りをプラス。さらに玄米粉を配合して味わい深い仕上がりに。 牛乳やヨーグルトに混ぜたり、はちみつと一緒にトーストにかけても。
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食物繊維
わかめ、赤かえでのり、赤のり、茎わかめ、きざみ昆布の5種類の海藻と糸寒天をミックスしています。 水戻し10 分で、簡単に彩り鮮やかな海藻サラダが作れます。
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食物繊維・鉄・ビタミンB1
不足しがちな3つの栄養素が手軽にとれる商品です。 お好みのフリーズドライスープと混ぜてレンジで加熱。「簡単おじや」に、ホットケーキミックスの代わりにオートミールを使った「パンケーキ」など、さまざまなアレンジが楽しめます。
おすすめレシピ
食物繊維+たんぱく質の「豆類」を
大豆とひじきの混ぜおむすび
材料(5個分)
- CO・OPひじきドライパック 50g
- CO・OP大豆ドライパック 1袋(60g)
- サラダ油 小さじ1
- 小松菜 2束(60g)
- 梅干し 2個
- かつお節 1パック(2.5g)
- 白ごま 大さじ1(10g)
- ご飯 500g
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A
作り方
- フライパンに油をひいてあたため、細かく切った小松菜と「ひじきドライパック」、「大豆ドライパック」を入れる。
- 【A】を入れて炒める。
- 火を止めて、細かく叩いた梅干しを入れ混ぜる。
- かつお節、白ごまを入れて混ぜ合わせる。
- 温かい白ご飯と混ぜ、おむすびにする。
手軽に足せる乾物や海藻も利用しよう
厚揚げとわかめのぽん酢スープ
材料(2人分)
- CO・OP三陸産カットわかめ(30%減塩) 4g
- CO・OP便利なクッキングミニ厚揚げスライス 150g
- CO・OP味付ぽん酢減塩 大さじ1と1/2
- だし 400ml
- もやし 1袋(200g)
- たまご 1個
- 白いりごま 小さじ1
- ごま油 小さじ1
作り方
- 「CO・OP三陸産カットわかめ(30%減塩)」は5分ほど水に浸けて戻し、水気をしっかり切る。
- 鍋にだしを入れて中火にかけ、煮立ったら凍ったままの「CO・OP便利なクッキングミニ厚揚げスライス」、もやし、①を入れる。
- 3~4分煮て「CO・OP味付ぽん酢減塩」を加える。
- 煮立ったら、割りほぐしたたまごを回し入れる。たまごに火が通り、ふんわり浮いてきたら火を止め、ごま、ごま油を加える。
しっかり、食べる。食物繊維たっぷりレシピ
食物繊維+たんぱく質の「豆類」を
根菜とミックスビーンズのかむかむサラダ
材料
- CO・OP国産ごぼうドライパック 1袋(40g)
- CO・OPミックスビーンズドライパック 1袋(55g)
- にんじん 1/3本(40g)
- れんこん 40g
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A
作り方
- にんじんは細切りにする。れんこんはいちょう切りにして、水にさらす。
- 沸騰した湯で、①を約1分ゆでて水気を切り、5分程度おいて粗熱をとる。
- ボウルに「CO・OP国産ごぼうドライパック」、「CO・OPミックスビーンズドライパック」、②、Aを入れて混ぜる。
手軽に足せる乾物や海藻も利用しよう
切干大根入り台湾風卵焼き
材料(2人分)
- CO・OP切干大根(宮崎県産) 1袋(30g)
- CO・OP国産乾燥ごぼう 1/2袋(15g)
- CO・OP大豆ドライパック 1袋(60g)
- 卵 3個
- 小ねぎ 3本
- 油 大さじ1/2
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A
作り方
- 小ねぎは長さ1センチに切る。
- 切干大根は軽く水洗いし、そのままボウルなどに置き、洗った際の水気だけで戻す。
- 乾燥ごぼうは熱湯1/4カップ(分量外)を回しかけ、5分置いて水気をきる。
- フライパンに油小さじ1を熱し、②③と大豆ドライパックを入れ、中火で2〜3分炒める。
- ④にAを加えて水気が飛ぶまで炒めて火を止め、粗熱を取る。
- ボウルにたまごを割りほぐし、①と⑤を入れて混ぜる。
- 直径20センチほどのフライパンに油を熱し、⑥を全量入れて混ぜながら中火で焼き、半熟状になったら丸く広げる。
- 片面が焼き固まってきたら、皿や鍋ぶたをかぶせてフライパンごと返して取り出す。
- 滑り入れるようにフライパンに戻し、残りの面も焼く。
野菜はきのこ・根菜・いも類を中心に
さば缶とろろの味噌汁
材料(2人分)
- CO・OP北海道のとろろ芋 1袋(40g)
- CO・OP切干大根(宮崎県産) 1/2袋(20g)
- CO・OP乾燥ごぼう 1/2袋(15g)
- CO・OPさば水煮 1缶(190g)
- 生椎茸 3枚(45g)
- 人参 1/3本(50g)
- おろし生姜 大さじ1/2
- 水 3カップ
- みそ 小さじ2
- 小ねぎ(小口切り) 適宜
作り方
- 「CO・OP切干大根(宮崎県産)」と「CO・OP乾燥ごぼう」は軽く水洗いしてボウルなどに取り、洗った際の水気だけで戻す。
- 椎茸はうす切りに、人参は5ミリ厚さの半月切りにする。
- 鍋に「CO・OPさば水煮」を缶汁ごと入れて水を加え、①とおろし生姜、②を入れ、火に掛ける。
- 煮立ったら中火で10分ほど煮て野菜に火を通し、弱火にしてみそを溶き入れて火を止める。
- 器に④を盛り、解凍した「CO・OP北海道のとろろ芋」をかけ、小ねぎをちらす。
手軽に足せる乾物や海藻も利用しよう
食物繊維たっぷり! 炊き込みごはん
材料(4人分)
- CO・OPふっくらしらす干し(食塩不使用) 2パック
- CO・OPひじきドライパック 1缶
- CO・OPささがきごぼう 150g
- 白米 2合
- 水 2カップ
- 白いりごま、またはすりごま 大さじ3
- ごま油 小さじ2
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A
作り方
- 米は洗ってざるにあげ、炊飯器の内釜に入れて水を加え、30分ほど浸水させる。
- Aを混ぜて①に入れ、しらす干し、ひじきドライパック、凍ったままのささがきごぼうをのせる。 ごま油を加え、炊飯する。
- 炊き上がりに半量のいりごまをさっくり混ぜ、器に盛ってから残りのいりごまをふる。
※いりごまは直前にフライパンなどで乾煎りすると香ばしくなり、よりおいしくいただけます。