商品設計

さまざまなリスクを見逃さない

新規開発やリニューアルする全ての商品の安全性や品質のリスクを評価します。

発売してから思わぬトラブルが起きないように、
どんな原材料や包材を使うのか?製造工程はどうか?保管の温度や期間は?など、商品設計の詳細を把握します。
その上で安全性に関わるリスクはもちろん、偽装や意図的な異物の混入対策、味や香りや色味、使い勝手も含めて、あらゆる角度からリスクを想定して、問題のないように確認し、組合員から頂いた声もふまえて開発や改善をしています。

リスクの評価と管理方法の検討には、日本生協連商品検査センターで収集した科学的データを活用したり、製造を委託する取引先・工場と協力して適切な管理方法をつくりあげていきます。

取り組み事例のご紹介

海産魚類をつかった商品 のリスク点検

コープの骨取り魚シリーズなど、海産魚類をつかった商品は、漁獲から製造、保管、物流に至るまで、取引先と協力して品質管理を徹底し、安全でおいしいものをお届けできるよう努めています。

原料~製造、保管までの品質管理

マグロ、サバ、イワシ、サンマ、アジなどの赤身魚では、原料の品温管理が適切に行われていない場合、アレルギー様症状(ヒスタミン中毒)を引き起こす「ヒスタミン」という物質が作られることがあります。
日本生協連では、これまでのヒスタミンによる事故事例や、商品検査センターで実施した魚類のヒスタミン産生に関する試験データなどをもとにしながら、原料管理、製造・保管時の品温管理などを点検、確認しています。もちろん、原料受け入れ時には、原料の鮮度、臭い、傷みの有無などの確認も行っています。

微生物増殖のリスク

試作品や初回生産品の微生物検査を実施し、製品の安全性はもとより、製造時の加熱条件やその他の衛生管理の状態が適切であるかを確認しています。

「骨取り」商品の管理

魚類には必ず骨がありますが、コープ商品にはあらかじめ「骨取り」した商品が多数あります。骨取りは主に人の手で行いますが、どうしても骨が残ってしまう場合があります。骨取り作業を行う際は、品温管理を徹底してヒスタミンや微生物が増えないようにするとともに、骨を全て取り切れるように、入念な検品や検査を行っています。

アレルギー物質混入のリスク

原材料表示にはないアレルギー物質の混入を防ぐために、工場点検で原材料の区分識別保管や設備の管理状況を確認します。
また、パッケージ表示と照らし合わせて、表示に無いアレルギー物質が含まれていないことを試作品検査で確認しています。

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