乾物や乾燥食品で元気ごはん
古くから保存食として親しまれる「乾物」は保存がきくだけでなく、優れた栄養価でいま再注目されている食材。その魅力や調理のヒントを紹介します。
栄養とうまみがギュッとつまった乾物や乾燥食品を毎日の食卓に
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「乾物ならでは」のおいしさって、ありますよね。これは、食材の水分を抜くことで、香りやうまみが凝縮されることによります。同時に、栄養成分も凝縮されて栄養価が高まります。気をつけているようでも不足しがちな、ビタミンやミネラルが含まれているのがポイントですね。昆布やひじき、こうや豆腐などに含まれるカルシウムは、骨や歯を形成する大切な栄養素。また、干ししいたけや乾燥きくらげに含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収促進や骨の成長促進に関わるので、カルシウムを含む食品と一緒に食べるのがおすすめです。保存性が高い食品が多く、手軽に利用できる商品も作られていますので、ぜひ、毎日の食卓に取り入れていきましょう。
乾物・乾燥食品パワーの上手な取り入れ方
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①いつもの食材を置き換え
肉・魚の代わりにこうや豆腐、牛乳の代わりにスキムミルクなどに置き換えてみましょう。こうや豆腐は煮る、揚げる、すりおろしてハンバーグに 入れるなど、調理法を選ばず使い勝手のよい食材。パンの代わりに使ってフレンチトーストのようなスイーツにも!
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②手軽に野菜をプラス
包丁いらずの便利な乾燥野菜を活用しましょう。切干大根や干ししいたけは、だしとしての役割も。戻した汁はそのまま料理に使うか捨てず に汁物などに使うと栄養もうまみも残さず味わえます。
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③そのまま使える便利なナッツ&ドライフルーツ
ナッツの他に、ドライフルーツも乾物と同じように栄養素をギュッと濃縮した食べ物です。水で戻す必要もなく、そのまま食べられるのもポイント。「サラダ+ナッツ」「ヨーグルト+ドライフルーツ」などの組み合わせは、手軽に食卓に出せておすすめです。
※持病のある方は、かかりつけの医師や管理栄養士の指示に従ってください。
こうや豆腐の唐揚げ
材料(2人分)
- CO・OPこうや豆腐 徳用 3枚
- 片栗粉 大さじ2
- 揚げ油 適量
- ミニトマト・パセリ 各適量
- A
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 酒 大さじ1
- おろしにんにく・おろししょうが 各1片
- 鶏がらスープの素 小さじ1/2
作り方
- 「CO・OPこうや豆腐 徳用」をぬるま湯で戻し、水気をしぼって食べやすい大きさに手でちぎる。
- ポリ袋にAと一緒に入れ、よくもみこんで5分程度漬ける。
- [2]を軽く汁気が残る程度にしぼり、片栗粉をまぶす。
- 揚げ油を170℃に熱して[3]を入れ、ときどき返しながら揚げる。5〜7分を目安に衣がカリッとなったら取り出す。
- 器に盛り、お好みでミニトマト、パセリを添える。
こうや豆腐を使うことで、漬け込み時間も短時間で味が染み込みやすく、外はカリッと中はやわらかい食感の唐揚げが楽しめます。こうや豆腐はお肉に比べて低脂肪なうえ、たんぱく質やカルシウムも摂取できます。
<所要時間>15分<栄養価1人分>エネルギー・・236kcal/たんぱく質・・14.2g/脂質・・12.7g/炭水化物・・11.1g/(糖質)・・-g/食塩相当量(塩分)・・2.1g
鮭とスキムミルクの和風シチュー
材料(2人分)
- CO・OPスキムミルク 大さじ5
- CO・OP九州産3種の乾燥野菜ミックス 20g
- 生鮭 2切
- 塩・こしょう 各少々
- 酒 大さじ1
- しめじ 60g
- 干ししいたけ(スライス) 5g
- じゃがいも 2個(200g)
- バター 10g
- 小麦粉 大さじ1
- みそ 小さじ2
- 水 400m
- 黒こしょう 適宜
作り方
- 鮭は食べやすい大きさに切り、塩、こしょう、酒で下味をつける。しめじは石づきを取り、小房に分ける。
- じゃがいもは皮をむき、食べやすい大きさに切って水にさらす。
- 鍋にバターを熱し、じゃがいも、しめじを入れて中火で炒め、全体に油が回ったら、小麦粉を加えてさっと炒める。
- 「CO・OP九州産3種の乾燥野菜ミックス」、干ししいたけ、鮭、水を入れて煮る。
- [4]に水100ml(分量外)で溶いた「CO・OPスキムミルク」、みそを溶き入れて、塩で味を調える。
- 器に盛り、お好みで黒こしょうをふる。
一般的なルゥを使ったシチューに比べて塩分控えめに仕上がります。 乾燥野菜ミックスを使うことで、手軽に野菜がとれ、少ない煮込み時間で作ることができます。 干ししいたけの戻し汁、味噌を使用して和風に仕上げました。
<所要時間>20分/<栄養価1人分>エネルギー・・342kcal/たんぱく質・・28.5g/脂質・・8.3g/炭水化物・・47.6g/(糖質)・・-g/食塩相当量(塩分)・・1.9g
スキムミルクでスイートポテト
材料(6個分)
- CO・OPスキムミルク 大さじ2(12g)
- さつまいも 300g
- バター 30g
- はちみつ※ 30~40g
- 卵黄 適量
作り方
- さつまいもは皮をむいて3センチ程度に切り、5分ほど水にさらす。
- 耐熱容器に[1]を入れてラップを軽くかけ、500W(600W)の電子レンジで5~6分竹串がすっと通るくらいまで加熱する。
- [2]を熱いうちにフォークやマッシャーでつぶし、「CO・OPスキムミルク」、バター、はちみつを加えて混ぜる。
- お好みの形にまるめ、表面に卵黄を塗って天板に並べる。
- オーブントースターで10〜15分くらい、少し焦げ目がつく程度まで焼く。
- ※はちみつを使用しているため、1歳未満の乳児には与えないでください。
「CO・OPスキムミルク」を使うことで不足しがちなカルシウムが、さつまいもを使うことで食物繊維が摂取できます。 火を使わずに作れるので、お子さんと一緒に作って楽しむのもおすすめです。
<所要時間>25分/<栄養価1人分>エネルギー・・126kcal/たんぱく質・・1.4g/脂質・・4.6g/炭水化物・・21.7g/(糖質)・・-g/食塩相当量(塩分)・・0.2g
ミックスナッツみそ
材料(250ml容器1杯分)
- CO・OP食塩不使用ミックスナッツ糖質40%オフ 4袋(96g)
- 合わせみそ 大さじ3
- みりん 大さじ3
- 砂糖 大さじ3
作り方
- ミックスナッツを小袋のままたたいて粗みじんにする。(小袋に少しはさみで切れ目を入れると破裂しません。)
- フライパンにみそ、みりん、砂糖を入れて弱火で熱し、混ぜる。
- ツヤが出てきたら[1]を入れて混ぜる。
- ※おにぎりにのせる場合は、大さじ1弱(15g)を塗って、軽くあぶるのもおすすめです。
素焼きのミックスナッツを使用するので、炒る手間がなく作れるミックスナッツみそです。作り置きしておけば、ご飯のお供や、ほうれん草のあえものなどに使えて便利です。ナッツから良質な脂質とビタミンEを摂取できます。
<所要時間> 5分/<栄養価おにぎり1個使用分15g>エネルギー・・60kcal/たんぱく質・・1.3g/脂質・・4.2g/炭水化物・・4.2g/(糖質)・・3.7g/食塩相当量(塩分)・・0.5g