産地のたより「北海道の小粒納豆」の一年
「CO・OP北海道の小粒納豆」の原料となる「スズマル大豆」を生産しているJA北いぶきの生産者さんの一年の様子をお届けします。
冬の暮らしの様子
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生産者さんの冬は、雪かきやビニールハウスの組み立て、春に向けた営農準備作業が主です。
JA北いぶきの和泉副組合長のレポートです。
今年度の降雪量(降った雪の量)は沼田町で1064cmと雪の多かった昨年よりも100cmほど少なかったものの、3月中旬の積雪量(積もった雪の量)は170cmと昨年並みとなっていました。3月中旬の温床ハウス周辺です。周りにはまだ雪が多く残っていますが、温床ハウスを建てるために重機を使って雪を除いていき、温床場に使う土を出して乾かしていきます。気温が上がり始め太陽の光を浴びて徐々に雪解けが始まってきています。
ハウスビニール貼り付け作業
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続いて東理事からのレポートです。
骨組みを組んだハウスにビニールを貼りました。お米を作るために、苗を育てるハウスの完成です。これから田植えに向けて、4月中旬に種を撒いた育苗箱をハウスで30~35日かけて大切に育てていき、5月には田植えが出来る様に作業を行います。並行して大豆畑の雪を溶かし、畑を乾かして大豆の播種が出来る様に準備を行います。さまざまな春作業がこれから始まっていきます。
融雪剤散布作業
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加藤組合長からのレポートです。
トラクターの後ろに融雪剤を撒く機械を取り付け、圃場の上を走って融雪剤を散布していきます。今年は例年より雪が少なく、雪解けが早く進むと思われます。しかし、少しでも早く雪を溶かして圃場を乾かし、万全の状態で大豆の播種作業が出来る様に着々と準備を進めております。
令和4年度も大豆生産組合一丸となって、高品質な北いぶき産スズマル大豆を皆様の元にお届け出来るよう頑張りますのでこれからも私達の大豆をよろしくお願いいたします。
令和4年産の大豆播種作業
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春になると播種作業が始まります。生産者さんたちのレポートをお届けします。
東理事より
今年は平年並みの降雪と積雪があった為、雪解けに時間がかかると思われましたが、春先からの好天に恵まれた事や気温の上昇により、圃場の乾きも早く、令和4年産大豆の播種作業は順調に始まりました。これからは圃場管理を徹底し、良質な大豆生産に向け努力していきますので、これからも私達のスズマル大豆を宜しくお願い致します。
加藤組合長より
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令和4年産大豆の播種作業も北いぶき管内、全地区無事に終了しました。今後は収穫まで除草作業や圃場管理作業を徹底し、大豆生産組合一丸となって、安心安全で高品質な大豆生産を目指して頑張っていきますので、今年も私達のスズマル大豆をよろしくお願いいたします。
スズマル大豆の芽
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播種後27日目の様子です。すくすく大きく成長しております。今年は春先から天候に恵まれたため、畑の耕起作業は順調に進み、播種作業を終え、その後も順調に出芽期を迎えております。
JA北いぶき大豆生産組合では、今年も引き続き大豆組合役員・普及センター・農協によるスズマル大豆圃場の点検作業行い、圃場管理の徹底に努め、病害虫の予察や栽培状況の観察をしながら、令和4年度も高品質大豆を生産できるよう努力いたします。
カルチ除草作業・圃場点検
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夏場はカルチベーターという農業機械を使った除草作業(以下カルチ除草作業)や圃場点検が主の作業です。その様子と大豆の生育についてお届けします。
大豆生産組合副組合長の和泉さんのカルチ除草作業の様子です。大豆を播種して丈が大きくなるまでは、機械で除草作業に数回入ります。トラクターの後ろに専用の除草機をつけて引っ張り大豆の畝の間に生えた雑草を除去していきます。大豆の根を切らないように慎重にトラクターを走らせます。生育初期からこまめに除草作業を行い、雑草を生やさないように圃場をチェックし管理を徹底していきます。
沼田地区の圃場点検の様子
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8月3日から8月9日にかけて、秩父別地区、妹背牛地区、沼田地区の大豆生産組合役員・班長と農協職員、普及センター職員にて大豆圃場点検を行いました。 圃場点検終了後に、3地区合同の報告会が行われました。各地区とも天候に恵まれた事から、生育は順調に進み、日頃の手入れがきちんとされていて、どの圃場もきれいに管理されていました。引き続き大豆生産組合一丸となって、この状態を維持出来るよう、努力いたします。
播種後89日目の様子
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令和4年産の北いぶき産スズマル大豆圃場が今年も鮮やかな緑色に圃場を一面に埋めてくれました。今年度は播種時期から天候に恵まれ、順調にこんなに大きく成長してくれました。
これからたくさん莢をつけて立派な大豆が実るのが楽しみです。今年も安心安全で高品質な北いぶき産大豆を消費者の皆様に提供できるように、大豆生産組合一丸となって圃場点検や、圃場管理の徹底を行ってきましたので、自信をもって皆さんにお届けする事が出来ます。
引き続き収穫作業に向けて、気を引き締めていきますので、今年度も北いぶき産スズマル大豆をよろしくお願いいたします。
令和4年産大豆の収穫作業
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秋が深まり、10月になるといよいよ収穫作業が始まります。各地の収穫の様子をお届けします。
コンバイン収穫作業の様子
待望の収穫時期を迎えた大豆の圃場は、黄金色に染まりたくさんの莢をつけた大豆が収穫を待ちわびているように見えます。今回行う収穫作業は、今年1年大切に育ててきた大豆の締めくくりの作業となります。子実水分18%前後で刈り取りを行いますが、天候が悪く茎が濡れているときに収穫すると大豆に汚れがついて品質が低下してしまう為、収穫適期の判断が大変重要になってきます。収穫する際にコンバインの操作を誤ってしまうと土などが入り、大豆が汚れてしまう為慎重に作業を行います。
コンバインからダンプへ排出の様子
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令和4年産大豆につきましては、1年を通して好天に恵まれ、播種時期から順調に生育をしていき、待望の収穫時期を迎える事が出来ました。収穫時期の天候も良かった為、収穫作業は順調に進み、10月下旬には北いぶき管内の大豆収穫作業は無事終了し、11月上旬には全量農協への出荷を終えることが出来ました。今年度も安心安全な北いぶき産スズマル大豆を作る事が出来ましたので、これからも私達のスズマル大豆をよろしくお願いいたします。
収穫した大豆の品質確認の様子
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植田副組合長より
JA北いぶき大豆生産組合 副組合長の植田です。今年は、天候に恵まれ生育から収穫作業まで順調に進みました。大豆生産組合一丸となり管理方法を工夫するなどして、対策を行ってきました。毎年天候が違う為大豆を栽培する難しさを痛感しておりますが、それ以上にやりがいを感じております。これからも私達の北いぶき産スズマル大豆をよろしくお願いいたします。