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プラスチック問題とコープ商品の取り組み

プラスチック問題のエシカル

私たちのくらしと社会、経済に深く浸透した便利な素材、プラスチック。このプラスチックごみによる海洋汚染など、近年環境問題に対する意識がますます高まっています。

便利のその先を見据え、プラスチックとどう向き合うか、コープ商品ではプラスチック容器重量の削減や再生プラスチック・植物由来プラスチックへの切り替えなど、できることから取り組みを始めています。

コープ商品がプラスチック包材の環境対応でめざすこと

環境負荷を減らす取り組みとして、包材について、以下の4つの視点による検討を進めています。
2030年に向けて、容器包材のプラスチック重量ベースで2016年対比25%(約5,195トン)削減、再生プラスチックと植物由来素材プラスチックの使用率を合計で50%に引き上げるなどの取り組みを目標に掲げています。

リデュース(使用量削減)

包材を「省く」(袋内のトレイをなくす)「小さくする」「薄くする」

【取り組み例】

「ボトルの軽量化」と「ラベルをハーフラベル」に変更

CO・OP有機栽培グリーンルイボスティー

リユース(繰り返し使用)

洗剤・シャンプーなど、詰替用規格の配置

【取り組み例】

コープ化粧品のオールインワンゲルで初の詰替用が登場

CO・OP 薬用ホワイトニング ゲルA 詰替用

リサイクル(再資源化・再生)

回収ペットボトルなど、再生資源を原料とする包材の利用を推進

【取り組み例】

使用済みペットボトルをリサイクルした原料を96%使用したボトルに変更

CO・OP ただの炭酸水

バイオマス(植物由来素材利用)

植物由来プラスチックの利用を推進
~植物由来プラスチックは原料作物の
生育過程でCO2を吸収していますので、CO2の増加を抑制できます。~

【取り組み例】

パッケージの一部を、植物由来プラスチックに変更

CO・OPレンジでサクッとロースとんかつ

~マスバランス方式のバイオマスプラスチック~

2023年から、コープ商品ではマスバランス方式でバイオマス由来特性割り当てたプラスチックのパッケージの使用を開始しました。

味付のり エコマーク商品 /ecomark.pdf
  • バイオマスプラスチックとは生物(動植物)を原料としたプラスチックのことで、主には植物が原料となっています。
    植物はその生育過程で二酸化炭素を吸収していますので、バイオマスプラスチックは二酸化炭素の増加を抑制することになります。
  • 「マスバランス方式」とは、原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法*のことを指します。
    (*バイオプラスチック導入ロードマップ(2021年)(環境省・経済産業省・農林水産省・文部科学省))
  • 「マスバランス方式」は木材・紙のFSC®認証やパーム油のRSPO認証でも用いられており、「マスバランス方式」を導入することは、「環境や社会に配慮した特性をもった資源」などを分離して製造・保管することが技術的に困難であったり、コストがかかりすぎたりする場合に有用です。
  • マスバランス方式によるバイオマス割当プラスチックは、既存のプロセスを用いて製造でき、石油由来と全く同じ品質・物性を実現できるという点から、社会全体でのバイオマスプラスチックの使用量を大幅に増やすことが可能になります。
  • コープ商品のパッケージで使用しているマスバランス方式バイオマス割当プラスチックのバイオマス原料は、主に廃食用油や食用油製造時に発生する廃棄油や残渣油などから作られているものです。
    また原料から包材製造・販売までのサプライチェーンの各社は国際的な認証枠組みであるISCC PLUS認証を取得しています。
マスバランス方式の概念図

動画でご覧いただけます

100年後の未来のために私たちができること、それは一人ひとりの小さな一歩から。
ペットボトルリサイクルの一例として、ペットボトルからコープ商品の包装資材にリサイクルされる様子を動画でご紹介します。

CO・OPのペットボトルリサイクル(ロング版)
5分49秒

CO・OPのペットボトルリサイクル(ショート版)
1分44秒

コープのエシカルNEWS

ここで紹介しているプラスチックの環境対応についての進捗状況や各取り組みの紹介マンガをこちらのページでご覧いただけます。


詳しくはこちら

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