届いています! みんなの声:組合員さんとともに食べて実感!!比べてわかる国産冷凍ほうれん草のおいしさの秘密。イシハラフーズ その2

2019年04月02日

びっくりな秘密がいっぱいの九州のカットほうれん草。どれくらいおいしいのか、食べて実感してみよう!ということで、お楽しみの試食の時間がやってきました。ただおいしいというだけでは済まされない、産地を当てる食べ比べにみんなでチャレンジです!!

3つの産地の冷凍ほうれん草、食べ比べで当ててみよう!

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お盆にはほうれん草のお皿が6つ、赤・黄・緑の3色のシールが貼られています。一つはイシハラフーズで製造された「CO・OP九州のカットほうれん草」で、残りの二つが中国産もしくはベルギー産。それぞれ産地ごとに電子レンジで解凍済のほうれん草と、袋から開けたばかりの冷凍ほうれん草がお皿に盛られています。見ためや味でそれぞれの産地が当ててみてください、という食べ比べクイズ。「いつも食べてるから簡単カンタン♪」「お料理に入れちゃうし、ほうれん草だけじゃわからないわ」と賑やかにスタートしました。冷凍庫に常備している人も、今日をきっかけにはじめて食べる人も、どんなところに注目して見極めるのでしょうか??

ほうれん草の産地を見分けるポイントは、見た目?味?

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「茎の割合が多いと思う」「甘いからきっとこれがイシハラフーズのよ」「色が鮮やかすぎてなんだか怪しいわ...」と参加者の皆さんからは、さまざまな声が飛び出しました。実は見分けるポイントは主に3つ。食べやすいサイズで形が揃っている、色が鮮やかであること、味が濃くて甘いこと。この3つのポイントを満たす緑のシールのほうれん草がイシハラフーズのほうれん草でした。実際に食べてみると「味が濃いくて甘いのですぐわかった」という人が大半。この「濃くて甘い」味の秘密は都城の地形が関係しています。収穫期である11月から5月くらいまでは、朝はマイナス2〜3度に、日中は18度と寒暖差が非常に大きくなる盆地の温度差が、ほうれん草のうま味や味の濃さにつながっています。

味が濃くて甘いほうれん草になるのは、完熟させるから。

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味が濃くなるのは冬の温度差の他にも、冷凍野菜ならではの理由もあります。それがこのほうれん草の大きさ。「CO・OP九州のカットほうれん草」にはなんと写真のような大きさの50cmほどのほうれん草が、300gのパックに2〜3束も使用されています。お店で売っている生鮮と見比べてみると明らかに大きさが違います。生鮮のほうれん草は収穫まで約40日、一方冷凍野菜に使われるものは、短いもので2カ月、長い時には3カ月と、約100日前後栽培されるので、完熟状態になりとても味が濃くなります。

ほうれん草を(1)寒暖差の大きい冬までじっくり育て(2)旬の時期を逃さず収穫し(3)鮮度と味を素早く封じ込める、この3つがおいしさの秘密です。

家庭菜園でほうれん草を植えたけど、発芽しないの!

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おいしさを体験した後は質問大会です。「家庭菜園でほうれん草がなかなか育たないのだけど、原因は何でしょう?」という質問はコープあいちの組合員さんから。「通常家庭菜園や企業を含め、いろんな農家さんが作る野菜の違いでまず一つ考えられるのは、土質です。まず土壌の状態、基本となるpH、酸性かアルカリ性か、窒素やリン酸などの土中の成分を把握しながら考えないといけません。私もウチででタネをまいたりするのですが、ほぼ発芽しません。土作りをうまくやらないといけないし、条件が揃わないと発芽しても不揃いな状態になることもあります。そして、酸素と水、そのほかの条件に合わせて植えないと、ただの土に入れただけだと発芽しません。我々は適期と条件を計画立てし、天気を見ながら生産量に合わせて変えていくこともあります。」とイシハラフーズ農産部を統括する吉川さんから回答がありました。会社ではほうれん草づくりのプロもお家では、うまくいかないこともあるんですね。ほうれん草づくりは奥が深い。

下ゆで済み=自然解凍で食べられる???

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大阪いずみ市民生協の組合員からは「下ゆで済みということは、自然解凍で食べても大丈夫なんですか?」という質問です。「CO・OP九州のカットほうれん草のパッケージの裏の表示には、加熱調理の有無、という欄があり『加熱してお召し上がりください』と記載しています。 この下ゆでは、冷凍後の変敗(色や味が変わってしまうこと)を防ぐためのものであり、完全殺菌をしているわけではないので、『加熱してお召し上がりください』という表示をしています。 この記載は食品衛生法の取り決めに基づいており、商品や製品について、一般生菌数が何個以下とか大腸菌群が陰性かどうかなどの規定があります。 今、お弁当のおかずなどにある「自然解凍で召し上がれます」という商品は、クリーンルーム設置など特別な菌管理をして、夏場のお弁当を想定したテストを行い、その条件をクリアしたものだけが表示を許可されます。」日本生活協同組合連合会から説明がありました。

どんな人が作ってるの?などさまざまな角度からの質問

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質疑応答の時間では他にも「農産部の方18名で広大な農地を管理されているということですが年齢層は?」「680箇所もある圃場に対して機械はどれくらいあるの?どうやって持っていくの?」「ほうれん草を洗う時のお水はどこから?どれくらい?」など、様々な角度からたくさんの質問が出ました。いつも冷凍庫に常備しているものだから、そしておいしさの秘密を知ったばかりだから、興味深い質問がいくつも飛び出しました。

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学習の後は、全国から集まった生協の組合員たちが日頃からがんばっている活動を発表し合う「商品活動交流会」。今日の発表は、みやぎ生協とコープあいちから。どんなレポートが飛び出すか、ぜひご覧ください!!

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