届いています! みんなの声:組合員さんとともにメーカー×組合員、ハンバーグにかける熱々の思い。 「旨さジューシーハンバーグ」3

2016年02月24日

ごちそうさまの次は生協名物・白熱した意見交換会がスタート。リクエストやアイデアなど参加者から本気の意見がどんどん飛び出す!メーカーと組合員の熱いやり取りをご覧ください。

ソースの脂が......

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Q「とてもおいしいのですが、ソースで脂肪が分離しているのが見えると、脂肪が多いように見えてしまいます。」
A「ハンバーグ本体の外と中のお肉の一体感を味わっていただくために、完全に焼き上げた状態にはしていません。ソースとハンバーグをパッケージに充填した後、殺菌を兼ねた加熱をし、ご家庭で湯煎した時が一番おいしい状態になるように仕上げていきます。これを『煮込み製法』と言います。中身にうま味を残した状態にするために、今回は煮込み製法を採用したのですが、ハンバーグ本体からソースに染み出す脂分(うま味成分)が目に見えてしまうことも開発時の課題でした。よりおいしく食べていただくために、パッケージの裏側に「ハンバーグを先に取り出し、あとでお箸でよく混ぜてソースをかけてください」という注意書きを載せています。」
注意書きがわかりにくいかもと言う声がありました。載っている位置については、次回の検討課題になりました。

ソースの量が多い!?

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Q「ハンバーグに対してソースの量が多いように思うけど、どのように決めましたか?」
A「現在の内容量はハンバーグ125gに対してソース50gで、他社の商品と比べても飛び抜けて多くはありませんが、十分なソース量がなく満足度が下がってしまわないようにソースはたっぷりめの方がいい、と考えていました。 ソース濃度も濃厚な味わいを目指し、ちょっと濃厚すぎるかな?くらいの濃さにして、肉厚なハンバーグとの相性も考えました。ハンバーグを口に含んだ時にソースが十分に広がるくらいがいいんじゃないかな?と考えています。ソースだけでご飯が食べられるほどのおいしさなので、ぜひその辺りも味わっていただきたいと思います。」

「贅沢」について

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Q「塩分2gは少なくないように思います。これまでは1日の塩分10gが目安となっていたけど、最近は1日6g目標になりつつあります。2gだと1日の1/3を占めてしまいます。」
A「「旨さジューシーハンバーグ」は、普段使いのハンバーグと言うよりは「今日は贅沢なハンバーグが食べたい」と言うシチュエーションを想定して作っています。そういうシチュエーションと食味を優先した結果、カロリーや食塩相当量とも少し高い値になっています。今後リニューアルする時には、塩分濃度とうま味のバランスに配慮し、あっさり味の和風のハンバーグなども検討していきたいと思います。」
Q「家族の人数が多いと、結構な金額になってしまいます。3~5人家族だと作った方が安いんじゃないかと思います。」 A「コープクオリティは毎日のお食事というよりも、ちょっと贅沢な時に食べていただくことを想定しているので、ファミリーレストランに行くよりは、少しお得という印象で召し上がっていただけるととても嬉しいです。価格の努力はもちろん続けていくべきですが、その金額ではないとこれくらいの味わいのものはできない、と考えています。「お家でレストランの味」と感じてもらえるようにメッセージも発信していきたいと思います。」

一番苦労したのは

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Q「開発まで約1年かかり、24種類の試作を作ったそうですが、このおいしさのための苦労をたくさんの組合員さんに伝えたいので、他にあればエピソードを教えてください。」
A「お肉の配合率は「これだと驚きのおいしさになるね」と結構早くきまりましたが、ソースの風味のところは相当苦労しました。たくさんの競合品と食べ比べたり、色々な素材を考えたり。脂分が見えてしまうのも、あらゆることを突き詰めた結果、表示でわかってもらおうとアイデアを出すまでにも時間がかかりました。 しかし、一番頭を悩ましたのは実はネーミングで、「旨さジューシーハンバーグ」という名前を決めるのには1カ月以上かかりました。ハンバーグの名前を検索し、10,000以上のハンバーグの名前を見て、使われていないもの、このおいしさやこだわりを的確に表現したものを、という思いでコピーライターさんにも考えてもらい、「旨さジューシーハンバーグ」に決めました。理由はモニター結果で「おいしい」という声が自由欄に3割以上、そしてジューシーという声も2番めに多かったので、食べた人が直感的にわかる名前を採用しました。」

湯煎に便利な穴を!

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Q「湯煎した熱々のハンバーグの袋はお箸でお鍋から取り出しにくいので、「CO・OPビーフカレー」についてるようなお箸で引っ掛けるための小さい穴をつけて欲しいです。」
A「日本ハムデリニューズの自社商品でもたくさんいただいている声です。トレーメーカー、包材メーカーと相談しているが、湯煎した時にピンホールから水が入ってしまう可能性がある、というリスクがあるため、現在は見送っていますが、引き続き検討していきたい課題です。まだ穴はつけていませんが、つけるなら一番にコープ商品で実行します。」

原材料について

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Q「牛はオーストラリア産、豚は米国産、牛乳は日本となっていますが、地産地消の観点からも、玉ねぎやお肉も日本のものを使って欲しいです。」
A「現在の原料肉の理由は「品質の安定化」の観点からです。ロット数と脂肪などの品質の安定化、手配量(作る量)を確保できるか?という観点から、現在はご指摘のような原料肉にしています。価格の面もあるが、国内相場では変動が大きく、特に豚は昨年のPED(豚のインフルエンザ)などで安定した供給量を見込むことができません。牛肉はうま味や食感のバランスを考えた結果、オーストラリア産を採用しています。共通しているのは出回る量が相場に左右されないように手配量の需給バランスを考慮して産地を選ぶこと。しかし、地産地消というテーマは日本ハムデリニューズ(株)でも重点的に取り組んでいきたいので、すぐには解決しないかもしれないが、今後検討していきたいです。」

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組合員の声をお届けしました。

最初は遠慮がちでしたが、ひとたび手が上がると意見はどんどん飛び出してきます。これぞ生協の意見交換会!味・健康・安全といった角度からたくさんのリクエストやアイデアをもらうことができました。次のリニューアルの時にはどんな商品になっているか楽しみです。勉強会の後の交流会では、各会員生協の取組み発表や、商品に寄せられた組合員の声を日本ハムデリニューズ(株)にお届けしました。

次はいよいよ工場見学「おいしさと愛情がギューっと詰まった工場を見学!」へ。

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