お仕事紹介

コープ商品の安全・安心を守る商品検査センターの様子をご紹介します。

「商品検査センターってどんなところ?」「どんな仕事をしていて、どんなところが面白いの?」
なかなか触れることがない商品検査センターでのお仕事。
職員がどんな風に働いているのか、どんなところにやりがいを持っているのかを交えながら、
たくさんある業務を分かりやすく、お伝えします。

1Fまずは1階。商品検査センターの窓口です。

玄関を入るとまず飛び込んでくるのがコープ商品のショーケース。

事務室エリアです。検査の計画や栄養成分表示の作成、検査結果の登録など、とてもたくさんのデータを扱いますので、事務作業も比較的多いです。

業務室では、毎日、日本国内はもとより世界中の工場や物流センターから送られてくるコープ商品やその原材料を、必要な検査項目別に振り分けて、各階の検査室に配布しています。

2F2~5階で検査を行っています。

天井の高さに秘密あり

商品検査センターは5階建てですが、通常の8階建てに匹敵する高さがあります。それは検査環境を整えるための設備(配管設備や電源設備)を数多く設置するために各階の天井裏に高さ1.8mものスペースがあるから。階段での上り下りは思った以上に大変です。

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東日本大震災以降重要視されるようになった放射性物質検査など、重要な検査が集まったフロアです!

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保存料や酸化防止剤、漂白剤、発色剤などの食品添加物の検査をします。

放射性物質検査では、コープ商品だけでなく組合員の食卓に並んだ料理への検査(摂取量調査)も対応しています。

3F

異臭検査は、異味異臭や健康被害のお申し出を頂いた時に、ヒトの嗅覚や機器を用いて実施しています。その結果をもとに異常性の評価や異臭原因物質の絞り込みを行い、関係部署と協力して商品対応判断や改善活動に繋げています。

残留農薬検査では、基準値がとても低い濃度に決められた農薬も測定できるように、高性能の分析機器を取り揃えています。

商品検査センターでは水素発生装置を残留農薬検査の分析のために使用しています。供給が不安定なヘリウムガスの代わりに水素ガスでの分析を行うことにより、安定した検査業務を実現しています。

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検査を素早く正確に行うため、高性能な機器や装置を活用しています!

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保存料や酸化防止剤、漂白剤、発色剤などの食品添加物の検査をします。

残留農薬基準が遵守されているかどうかを検査します。

原料畜肉、水産物について動物用医薬品検査を行います。

異味異臭や健康被害のお申し出を頂いた際に、異臭検査を実施しています。

4F

微生物検査では、食品に含まれている微生物を増やしてできる菌の塊(コロニー)を数えたり、顕微鏡で観察したりします。また、分析装置を使って菌の種類(菌種)を調べることもあります。

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微生物検査では、ビーカーやフラスコといった理科の実験を思わせる器具に加えて、最先端の分析装置も使っています!

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専用の空調システムで室内の空気の菌数を少なくして、微生物検査を行っています。

微生物検査で検出した菌の解析をすることにより、原因究明、工程改善につなげます。

5F

義務表示となっている「卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類(えび、かに)」について、表示にないアレルギー物質が混入しいないかどうかを確認します。

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「きらきらステップ」(3才以下の乳幼児向けのサブブランド)については、生産ロット毎にアレルゲン検査を実施しています。

職員インタビュー

ここまでの紹介で商品検査センターがどんな場所かわかっていただけたと思います。
では実際に働いている職員の方は商品検査センターをどのような場所だと感じているのでしょうか?

インタビュアー

商品検査センターは改めてどんなところでしょうか?

職員

商品開発に必要な検査を企画し原料や製品の検査を日々行っています。他にも、組合員からいただいたお申し出の原因究明のための検査や、会員生協からの依頼検査など、多岐に渡る検査業務を担っています。

インタビュアー

商品検査センターはズバリ、どんな人たちが働いているのでしょうか?

職員

各検査、その道のプロが揃っているなと感じます。働き始めは検査の実施が難しそう、複雑そうに見えて不安になるかもしれませんが、わからないことがあってもその道のプロフェッショナルな先輩職員に気兼ねなく質問できます。検査センターの職員と聞くとお堅いイメージを抱きそうですが、穏やかで優しい人が多い印象です。

インタビュアー

「検査のプロが揃っている」ということですが、検査の経験が豊富な方が集まるのでしょうか?

職員

元々検査業務の経験がある方が入協することもありますが、多くの人は商品検査センターに入ってから多くのことを学んでいきます。商品検査センターは検査の手順書や職員への教育プログラムが充実していて、外部の学習会などにも参加でき、常に学んで成長できる環境が用意されています。

インタビュアー

検査業務で気を付けていることは何ですか?

職員

まず何よりも安全を最優先にしています。検査業務はガラス器具や試薬、ガス等の取り扱いに注意が必要です。また検査器具だけでなく、検体の取り扱いにも細心の注意を払っています。検体には時に量に限りがある場合があるため、取り扱いにミスがあると検査ができなくなってしまうことや誤った結果となってしまうこともあります。そのため例えば微生物検査担当者は念入りに手を洗って検体以外の菌を持ち込まないようにするなど、正確な検査結果を得られるように検体の取り扱いには十分に注意します。
こうしたことに気を使いながら、正確に検査ができているか細かく確認して業務を行っています。

インタビュアー

商品検査センターの仕事をしていて楽しいことは何ですか?

職員

職員と協力して業務を重ねるうちに検査への理解度が増していくことにやりがいを感じます。また様々なコープ商品の開発工程に携わることができることも楽しいです。何より、検査が一段落した際に感じる達成感は何とも言えない感情です。
ちなみに経験を積んでいくと、検査機器のメンテナンス、届いた備品や試薬を適所にしまうというマニアックな作業すら好きになる職員もいます。

インタビュアー

自慢できる取り組みはありますか?

職員

普段触ることもできないような高額の機器に触れることができることや、自分が検査で携わったものが世の中に出回る商品になっていることは個人的には自慢したい取り組みです。
組織的な取り組みとしては、お申し出はない方が良いのですが、お申し出が発生してしまった場合の丁寧な対応は自慢できると思います。

インタビュアー

新たに取り組みたいことはありますか?

職員

今よりもさらに職員の教育体系を整備したいです。業務が属人化しないためのOJTを実践していきたいと考えています。また生協全体の品質保証のレベルアップにつながるよう、全国の会員生協との技術交流を深めていきたいです。

インタビュアー

商品検査センターの雰囲気や取り組み、今後の展望など様々なことをお聞きできました。ありがとうございました!