栄養成分検査

食品表示法の施行に伴い、加工食品には栄養成分表示を付けることが義務化されました。日本生協連では、義務化以前より、栄養成分表示を商品に表示してきました。商品検査センターでは、栄養成分表示を作成するため、発売前の試作品について、たんぱく質、脂質、灰分、水分、ナトリウム、その他のミネラル類、糖類などの検査を行っています。また、商品が、表示している栄養成分表示のとおり製造されているかどうかを確認するため、初回生産品や発売後の商品を検査しています。
検査項目の1つとして、下記の検査で実施されます。
- 開発時検査
- 既存品検査
検査の紹介
栄養成分表示には、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量を表示することが義務付けられていますが、検査では、たんぱく質、脂質、水分、灰分、ナトリウムの測定を行います。
一方、炭水化物、エネルギー、食塩相当量の値は、計算により算出します。
- 炭水化物は、当該食品質量から、たんぱく質、脂質、灰分、水分量を除いて算出します。
- エネルギーは、たんぱく質、脂質、炭水化物の量にそれぞれの係数を乗じて算出します。
- 食塩相当量は、ナトリウムから換算して算出します。
コープ商品の栄養成分表示は、組合員からの要望に応えて、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量、エネルギー以外にも、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラル類やビタミン類、糖類などを表示しているものがあります。

栄養成分の強調表示をおこなっている商品について

「カルシウムを強化しました」、「塩分を25%減らしました」などのように商品コンセプトとして栄養成分に特徴があり、栄養強調表示を行っている商品については、そのコンセプトどおり製造されているか確認するために、発売後も定期的に検査を行っています。