栄養成分検査・栄養成分表示の作成

栄養成分表示は、2015年食品表示法の施行に伴い加工食品に表示することが義務化されましたが、コープ商品では組合員への情報提供のため、義務化以前より表示する取り組みをしています。
栄養成分検査は2023年から外部委託に切り替えましたが、コープ商品は発売前の試作品の栄養成分検査の結果をもとに栄養成分表示の作成を行っています。食品表示法に定められた項目(エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量)に加え、商品コンセプトや組合員の要望にあわせて、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラル類、ビタミンAやビタミンB₁などのビタミン類、食物繊維や糖質、糖類の表示をしています。
また、コープ商品をお手元に取っていただく際に分かりやすいよう、利用しやすい量で表示したり、スープを残したら食塩相当量はどのくらいになるか?といった参考値を記載するなど、組合員のくらしに役立てる栄養成分表示となるように工夫しています。

栄養成分表示とは?

栄養成分表示は、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量を表示することが義務付けられています。
そのために栄養成分検査では、たんぱく質、脂質、水分、灰分、ナトリウムの測定を行います。炭水化物、エネルギー、食塩相当量は、それらの検査結果から計算して求めています。

  • 炭水化物は、食品を100gとして、たんぱく質、脂質、灰分、水分を引いたものです。
  • エネルギーは、たんぱく質、脂質、炭水化物に係数をかけて合計して求めますが、食品によっては係数や計算方法が異なるものもあります。
  • 食塩相当量は、ナトリウム量から計算します。

また、食物繊維と糖質、糖類は、炭水化物に含まれます。糖質は、炭水化物から食物繊維を引いて求めます。糖類は、砂糖(ショ糖)、果糖、ぶどう糖などの合計を表しています。

栄養成分表示 100gあたり
  • 栄養成分の計算式
  • エネルギーの計算方法の例

栄養成分の強調表示をおこなっている商品について

「カルシウムを強化しました」、「塩分を25%減らしました」などのように商品コンセプトとして栄養成分に特徴があり、栄養強調表示を行っている商品もあります。そのコンセプトどおりに製造されているか、発売後も確認しています。