残留農薬検査

コープ商品で使用される原料や製品そのものについて、農薬が適切に使用されているか、食品衛生法の残留農薬基準が遵守されているかを確認するために検査を実施しています。供給開始前の開発時検査では、主に新規取り扱い原料について実施しています。また供給中のコープ商品は、製品にて定期的に実施しています。
検査項目の1つとして、下記の検査で実施されます。
- 開発時検査
- 供給中商品の検査
- お申し出品検査
検査の紹介
対象商品に農薬がどのくらい残留しているかを調べる検査です。試験法は、一度に多数の農薬を分析する「一斉試験法」と、一斉には検査できない項目を担保するための「個別試験法」があります。
1検体の細切
検体を包丁やフードプロセッサーで均一にします。
2サンプリング
検査に必要な量をはかり取ります。
3抽出
有機溶媒を入れて、検体中の農薬を有機溶媒中へ溶かし出します。
4精製
固相抽出カラムを用いて、農薬以外の夾雑成分(色素や脂肪酸など)を除去します。
※固相抽出:抽出液中に含まれる分析対象とそれ以外の夾雑成分を分離する手段
5濃縮・定容
濃度を合わせるため、試験液の量を一定にします。
6測定
分析機器で測定します。
検査で分かる農薬の種類
検査対象は、国内、海外での出荷量が多いもの、輸入検疫での検査命令対象やモニタリング対象のもの、国内や海外で基準値が設定されているものを中心に選定し、約530項目の農薬を検査しています。