アレルギー物質検査
アレルギー物質による、人体被害に繋がる恐れのある商品事故を未然に防止するために、商品に記載されているアレルギー表示と合致していることや表示されていないアレルギー物質が誤って商品に含まれていないことを確認するために検査を行っています。検査は、新商品の供給開始前はもちろん、供給中の商品についても定期的に実施しています。
検査項目の1つとして、下記の検査で実施されます。
- 開発時検査
- 供給中商品の検査
- お申し出品検査
検査の紹介
主に、アレルギー表示が義務付けられている7品目「卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに」について実施しています。主に、タンパク質がどのくらい含まれているかを測定します。
1検体の準備
食品をミキサーで細かくし、そのうち1gを検体とします。
2抽出
検体に試薬を入れ、12時間以上振とうしてタンパク質を抽出します。
抽出液を取分けます。
3発色
体内で起こる食物アレルギー反応と同じように、抗原抗体反応を利用した方法で、発色させます。
対象とするタンパク質の量に応じて黄色く発色します。
4測定
色の濃さを測定し、アレルギーの原因になるタンパク質の量を計算します。