届いています! みんなの声:組合員さんとともにコープの無漂白数の子

2021年08月31日

「コープのかずのこ」は、50年近く販売され続けているロングセラーです。一般に売られている数の子は漂白されたものがほとんどですが、日本生協連は1973年の発売以来、一貫して無漂白数の子を販売しています。 日本生協連では数の子本来の色や味、香りが特徴の無漂白にこだわっており、多くの組合員さんからの支持をいただいています。

「コープの無漂白数の子」の特長

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「コープの無漂白数の子」は、無漂白でお届けするために原料にこだわっています。市販の数の子は殺菌や色を良くみせるために漂白されているものが大半ですが、「コープの無漂白数の子」は、鮮度の良いニシンから加工された数の子なので、漂白や殺菌などの処理をしなくても利用することができます。

また「コープの無漂白数の子」は、カナダ太平洋産ニシンの卵を使用しています。同じニシンでも大西洋に生息するニシンは砂に埋めるように産卵するため、粘り気が必要なく、数の子は食感が柔らかくなります。一方、太平洋側のニシンは卵を海藻に産み付けるので、海流に流されないように卵の粘り気が強いため、ポリポリとした歯ごたえの数の子になります。

数の子の塩抜き方法

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【材料】

CO・OP塩数の子...100g(大きいもので5本くらい)

塩...5g

水...1000ml

【つくり方】

1. 塩分濃度0.5%の食塩水をつくる。数の子100gに対し、水1000mlに塩5gを溶かすのが目安です。

2. [1]の食塩水に数の子を入れ、8時間つける。

3. 8時間つけたら味を確認し、塩気が残っていたら新しく[1]を作り2時間つける。2時間後まだ塩気が残っている場合、さらに新しく[1]を作り1時間~2時間つける。

4. 塩抜きができたら、表面の薄い白皮をていねいに取り除く。

5. ペーパータオルなどで水分をふき取る。

●早く塩を抜きたい場合は、食塩水をこまめに取り替えます(目安として1時間半から2時間程度に1回)

●塩を抜きすぎると数の子が苦く感じられるときがあります。その場合は濃い食塩水に30分から1時間ぐらいつけます(水500mlに塩大さじ1)

●塩抜きした数の子は、冷蔵庫(0~+5℃)で保存し、早めに使い切りましょう。

白だし味付け数の子

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【材料】

数の子(塩抜きしたもの)...約200g

かつお節...適量

【A】

白だし...大さじ2

水...大さじ2

みりん(または煮切りした酒)...大さじ4

【つくり方】

1. 鍋に【A】をひと煮立ちさせ、冷ましておく。

2. 少し塩味が残る程度に塩抜きした数の子の表面についている「薄皮」をきれいに取り除き(皮むき済みの商品の場合は薄皮を取る必要はありません)、一口大に切る。

3. 数の子の水分をふき取り、十分冷めた【A】に一晩漬けこむ。

4. 食べる直前にかつお節をかける。

※お好みでしょうゆなどを加えると、味の濃さを調整できます。

かずのこと春菊のひたしもの(4人分)

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【材料】

数の子(塩抜きしたもの)...10切れ(150g)

春菊...1/2束

菊の花(花びらのみ)...1パック

しめじ...2パック

酢...大さじ1

すだち...1個(またはレモン少々)

【A】

だし...1カップ(200ml)

しょうゆ...大さじ2

【つくり方】

1. 数の子を1.5cm幅に切る。

2. 春菊は塩を加えた熱湯でゆで、冷水にさらし、水気をしぼり、3cm幅に切る。

3. 菊の花は酢を加えた熱湯でゆで、冷水にさらし、水気をしぼる。

4. しめじは石づきを取ってほぐし、熱湯でゆで、ざるにあげて水気をきる。

5. ボウルにAを合わせ、[1]~[4]を入れ、しばらく味を含ませる。

6. 器に盛り、すだちをしぼる。

「コープの無漂白数の子」の秘密

①開発の経緯

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数の子といえばニシンの魚卵。かつてニシンは北海道で大量に水揚げされており、そのニシンから作られた数の子は、パリパリとした強い歯ごたえが特長でした。 しかし戦後ニシンが姿を消したことにより、数の子は貴重な高級品になってしまいました。そのため、世界各地で獲れるニシンの中でも、北海道産数の子と同じ食感を求め日本生協連がたどり着いたのが、カナダ・太平洋産のニシンでした。 余計な添加物を使用しないという方針のもと、日本生協連はこのニシンを原料に1973年に「CO・OP無漂白数の子」を発売開始しました。

②「コープの無漂白数の子」ができるまで

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カナダの太平洋沿岸でニシン漁が行われるのは通常3月で、政府による資源量調査をもとに毎年漁獲枠が設定されたうえで行われており、資源管理が徹底されています。 漁獲されたニシンは、鮮度を保ち、数の子を綺麗な形にするため、漁獲後ただちに凍結処理されます。 ニシンを約1か月凍結してから、カナダで4月から6月にかけてニシンの腹から卵を取り出し、塩でしめて数の子に加工します。

③徹底した品質管理

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カナダでは長年の経験で培われた目利きで、無漂白に適した品質の数の子を厳選して買い付けます。その際には色や形の見た目だけではなく、検食で味と匂いの確認も行っています。 カナダで買付けた数の子は、その後、中国やベトナムへ運び、小さな異物を一つずつ手作業で取り除きます。それから日本生協連の基準に合わせて、大きさや形など1つずつ選別作業を行います。 カナダから中国とベトナムでの加工工程では、日本生協連の職員が現地に常駐しながら作業の管理や品質管理を行っています。

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