届いています! みんなの声:組合員さんとともに学ぶと深まる魅力と疑問。酢への質問大会 内堀醸造 その3

2020年02月07日

内堀醸造の酢造りとこだわりを学び、さまざまな種類の酢を飲み比べ、ますます知りたくなったお酢のこと。原料からペットボトル容器のこと、読み方まで、バラエティに富んだ質問がたくさん出されました。

原料の米はどこの米?

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ラベルの原料表示に書いてある「米」。国産米なのか、地域も分かれば教えてください、という生協くまもとの組合員からの質問には、日本生協連加工食品部担当と、内堀醸造アルプス工場長が回答。 「国産指定している『国産米使用まろやか特選純米酢』『お米の甘みの玄米黒酢』は、主に秋田県と長野県のお米を使用しています。それ以外の商品については産地の指定などはなく、アメリカ・オーストラリア・タイなどの海外産のコメも安全性を確認したうえで使っています。海外産のコメを使い始めたのは、弊社(内堀醸造)が酢造りを始めたころ、無農薬の米を使いたかったのですが、当時無農薬米はカリフォルニアにしかなかったため採用したという経緯があります。」

「純米酢」ってなんて読む?

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いばらきコープの組合員からは読み方を「じゅんまいす」だと思い込んでいましたが、「じゅんこめす」「じゅんこめず」と呼んでいる人もいるらしい。なにが正解なのか、という質問です。内堀醸造の社長、内堀秦作さんより回答がありました。「うちの会長も同じ疑問を持ってNHKさんに電話で問い合わせてみたところ、回答は『こめず』か『よねず』と言ってくださいという回答でした。『こめす』以外の『こめず』か『よねず』が正解です。なので純米酢は『じゅんこめず』か『じゅんよねず』になります。」

合成酢と醸造酢の違いは?

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みやぎ生協の組合員からは、醸造酢と合成酢があるそうなのですが、合成酢は発酵させて作るのですか?という質問です。引き続き内堀醸造の社長が回答します。 「合成酢は石油からつくられる酢酸が主原料です。酢酸は、染料などの原料にも使われるほか使い途はたくさんありますもともと酢という調味料はお酒にしてから酢を造るという伝統的な製法で作ってきたものです。やがて科学の進歩によって酢の主成分となる酢酸を簡単に大量に造る方法ができます。戦時中は物不足で合成酢が多く流通する時代もありましたが、やはり人が食べるものだから醸造の方が良い、と考え現在弊社(内堀醸造)では醸造酢のみを作っています。」

ペットボトルよりも瓶の方が環境によいのでは

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酢の入れ物が瓶からペットボトルに変わった理由、リユースなどの観点では瓶の方がいいのでは?という質問です。「2016年から日本生協連ではペットボトルの検討が始まり、2019年6月に切り替えたという経緯があります。検討していたころはプラスチックによく海洋汚染の報道はまだ少なく、運送時に割れやすくご年配の組合員が重くて使いにくいという声から瓶をやめペットボトルに切り替えました。現在は多くのメディアがプラスチックの問題を取り上げていますが、欧州で約40%、アメリカの約20%という回収率に対して、日本では約85%が回収されており、再生ペットボトルの工場でも包材をはじめとするたくさんの用途に使われていました。瓶を採用した場合には緩衝材を巻いてお届けすることによって結果的にごみの増加につながったり、重くなることによく輸送時の燃料など含め、商品の適正ごとに適材適所で総合的に判断していきたいと思います」

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学習・試飲体験と質問コーナーに続いては内堀醸造のアルプス工場の工場見学!続きは「社会科/工場見学を通し、日本のものづくりげんばを紹介するしゃかいか!」でご覧ください。

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