届いています! みんなの声:組合員さんとともに原料・製法・包装などなど、どんどん飛び出す質問とリクエスト大会 コアノンロール&グリーンキーパー勉強会その3

2017年09月06日

クイズで楽しんだ後はラブコープ商品工場・産地交流会名物!?組合員とメーカー担当者が質問や意見を交わし合う本気の意見交換コーナー。普段使っているトイレットペーパーやティッシュペーパーについて学んだ直後なので、鋭い質問がたくさん飛び出しました。

再生紙が不足しているのは、海外の業者が買っているから?

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コアレックス信栄(株)黒崎工場長

コアレックス信栄(株)の黒崎工場長が回答します。 「古紙が不足しているのは、出版の減少やペーパーレス化で紙の利用自体が減少している他、海外への流出が増えているからです。 日本で古紙の回収のピークは2007年で2300万トンでしたが、リーマンショックを境に2015年には2015万トンまで落ち込みました。海外の業者が再生紙を買っているのは、そのうち400~500万トン。海外、特に中国では、通販の拡大によって包装材に利用されるダンボール市場が伸びており、日本の古紙は高品質、扱いやすいため、多少高価でも人件費が安い工場で加工すれば十分採算が取れます。

65万トンの再生紙のトイレットペーパーを生産するのに、古紙が100万トン必要となりますから、古紙価格が上がっている中で、大きな影響を受けています。 回収率は上昇しているのですが、回収量は減少しているという状況です。」

機密文書を原料にするときはどんな手順で作業するのですか?

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「機密文書には2種類あり、シュレッダーされたものは通常の古紙原料と同様に扱います。しかし、シュレッダーで切った紙は繊維が短くなっているので、再生しにくく好ましくありません。また、風が吹くと飛び散り、ご近所の迷惑になるので当社ではラッピングして保管しています。ちなみにシュレッダーを再生原料として使用したのは我が社が初めてです。 もう1種類の機密文書はオフィスでダンボールの中に詰めて密封されたものがそのまま届く場合です。書類が詰まったダンボールごと、中にバインダーや金属が付いていてもそのままパルパーと呼ばれる水にふやかしてとかす装置に、機密性を保持するために仕入先の担当者に立ち会ってもらいそのまま投入します。その後、溶解証明書を発行します」と説明してくれました。

エンボス加工が消えてしまってる時があるけど......

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「表面はエンボス加工がしっかりしているが使っているうちに、中の方はエンボス加工が消えているような時がある。もう少しエンボス加工がしっかりしたものを作ることはできますか」と、ならコープの組合員からの質問。 「一番悩ましい質問ですね。従来品の倍の長さの紙をホルダーの直径に収めるように作っていく中で、柔らかコアノンでも普通のものに比べると固巻きになってきます。少しでも直径をコンパクトにするために引っ張るので伸びて見えづらくなっているのだと思います。しかし、エンボスがわかりづらいのは課題なので、これからも研究を重ねていきたいと思います。」

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普段から使っているので鋭い質問がどんどん飛び出します。他にも「グリーンキーパー コンパクトのパッケージがもっと可愛ければ、カバンから取り出したくなってもっと持ち運びたくなります」「パッケージを変える時には、もっとスマイルスクールプロジェクトのことをアピールした方が買いたくなると思います」と言った意見がありました。

いばらきコープの組合員から商品活動の報告

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今年度、生協ではエシカル消費対応商品の活動を重点的に行なっています。エシカル消費対応商品とは、環境や人権、貧困等の観点からエシカル(倫理的)な視点に配慮した商品のこと。環境に配慮した商品で持続可能な社会づくりへ貢献したり、国内外の生産者と企業が不当なダンピングを行うことなく公正な取引を行うフェアトレードで流通する商品の購入を優先しようとする試みです。 いばらきコープでは、「CO・OP産直のはぐくむたまご」で作ったマヨネーズの原料卵の学習や総代会で実施したエシカルクイズ、店頭での試食会やPOPによるPR活動の具体的な実績が報告されました。

コープぎふの組合員レポートもエシカル消費の取組みについて

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エシカル消費対応商品のパンフレットでの紹介やお料理教室、商品1点につき1円を寄付する植樹活動「コープの森づくり」といった事例の他、エシカル消費に対する組合員の認知度に関するアンケート結果の発表も。 「エシカル消費」という言葉自体はまだ浸透していないものの、指定のマークを意識した購入や「少しでも環境に良い商品を購入したい」「割高でもフェアトレード商品を優先して買うようにしている」という声の紹介がありました。 今後は機関紙の紙面でももっと積極的に紹介していく、と意欲的な声で締めくくられました。

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最後に、全国から寄せられた組合員さんの声をお届けしました。

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いよいよトイレットペーパーとティッシュペーパーの工場見学です!その様子は「社会科/工場見学を通して、日本のものづくり現場を紹介するしゃかいか!」サイトでご覧ください。

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