届いています! みんなの声:組合員さんとともにドレッシング食べ比べ!塩分とキャップの秘密もわかった質問大会 フンドーキン醤油勉強会その3

2016年12月27日

コープのドレッシングの特長や味づくりの工夫のお話を聞いた後はいよいよ試食&質疑応答。新鮮なお野菜のサラダ、温野菜にドレッシングをかけて試食がスタートです。

5種類のドレッシングを試食します。

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試食の対象となるのは、銀色の紙皿が「CO・OPたまねぎドレッシング(国産たまねぎ使用)」、黄色が「CO・OP深煎り胡麻ドレッシング カロリーハーフ」、ピンク色が「CO・OP粗挽きナッツドレッシング」、緑が他社メーカーの和風ドレッシング、紫色が他社メーカーのごまドレッシングです。味が薄いものから順にいただくのがオススメです。

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「他社のごまドレッシングはなんだか物足りないんですよね。『CO・OP深煎り胡麻ドレッシング』は初めていただきましたが、凄く深みのある味でいろんな味や食感を感じることができました。」や「他社の和風ドレッシングはよくできているが味がさっぱり系なのに比べ、『CO・OPたまねぎドレッシング(国産たまねぎ使用)』はマイルドだしザクザクとしたたまねぎ感がたまらない」「手作り風でたまねぎの甘みと酸味のバランスがよく箸がすすみそうね」「焼肉につけたらおいしそう」といった好意的な声をたくさん聞くことができました。

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他にも「ドレッシングはずっと使うものだから食べ慣れたものに好みが行きがちだけど、このたまねぎドレッシングだと同じコープの和風ドレッシングとの味の違いもはっきりしているので、使い分けが楽しくなりそうだわ」というご意見も。ずっと使うものなのでおいしさはもちろん、いくつものドレッシングを使い分けるという主婦の目線は、商品づくりにはとても重要なポイントです。

塩分がレギュラー品に比べて、倍になっています。

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試食の後は質疑応答です。 「CO・OP深煎り胡麻ドレッシング カロリーハーフ」の味はレギュラー品に比べても味がしっかりしていますが、表示を見るとハーフタイプは塩分が倍になっています。理由を教えてください」という組合員からの質問。

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食品科学研究所研究課の佐保さんが回答します。 「塩分は腐りやすさ、日持ちの問題にも影響してきます。微生物(菌)は油の中では増殖することはありませんが、水が多いと増殖しやすくなります。カロリーハーフの場合、油が少なく水の部分が増えています。それによって繁殖の可能性が増えてしまうわけですが、塩分はこの微生物の増殖を抑える役割を果たしています。開発時にも塩分を下げられないか?というお話はいただいていたのですが、どうしても微生物テストをする中で塩分を下げてしまうと、万が一菌が入った時に、菌の増殖を抑えられず腐ってしまうということがあり、ここはギリギリ安全を保つことのできる塩分に設定させていただいています。代わりに甘みやうま味のバランスを取ることで塩辛いと感じられないような味づくりをしました。」

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また、品質管理部の加藤さんからは「おいしいものを作りたい、かつ塩分を低く、ということはつまり微生物も増えるということなんです。製品化し、流通した時に衛生面のリスクを低減するため、"ギリギリ"の範囲で安全・安心を担保しながら、満足のいただける味を提供したいと考えています。この"ギリギリ"であるという点では、フンドーキンは最先端をいっており、微生物的には安心だが、最大限においしいものを作り続けています。」と補足がありました。味づくりを担当する研究課、製品として品質を担保する品質保証課のそれぞれの役割や立場で調整した結果であることがわかりました。

注ぎ口がトンガリ型でないのには、理由があります。

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他にも、「CO・OPたまねぎドレッシング(国産たまねぎ使用)」に関しては、「パッケージデザインはおしゃれでワンランク上なんですけど、せっかく玉ねぎのゴロッと感がはたからは見えにくい」「注ぎ口の形が大きすぎて一気に液がでてしまい、ふっても後に玉ねぎが残ってしまう」というような意見がありました。 実はドレッシングの開け口には、ドバッと出過ぎないためのトンガリ型や丸いキャップのものなどいくつかの種類がありますが、このドレッシングでは丸い形のキャップを採用。これには理由があり、みじん切りの玉ねぎが出にくいので、口の細いトンガリ型を使うことはできませんでした。それだけ玉ねぎがふんだんに使われている証拠である、とも言えます。パッケージや注ぎ口についてはいただいたご意見を元に今後も引き続き検討を続けていく、ということになりました。

各生協の活動をレポートし合う商品活動交流会を行いました。

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試食と質疑応答の後には、生協ごとにどのように活動しているのか交流しよう、という商品活動交流会では、ユーコープの組合員理事による「食べ知るコープ」で行ったドレッシング相性診断、試食アンケートの発表や、富山県生協の組合員理事による商品活動の報告などが行われました。

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また、生協くまもとの組合員から、2016年4月に発生した熊本地震における全国の各生協からの支援活動へのお礼と報告も行われました。

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学習会、商品活動交流会の後に、全国から寄せられた組合員さんの声をお届けしました。

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学習会の後は、コープのドレッシングを製造しているフンドーキン醤油(株)の工場見学に向かいます。

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