届いています! みんなの声:組合員さんとともに子どもににんじんを「たべさせたい」と言う願いから・ゴールドパック勉強会1

2016年10月19日

今回のラブコープ商品 工場・産地交流会のテーマはみんな大好きミックスキャロット! 発売から35年、組合員の皆さんからは親しみを込めて「ミッキャロ」と呼ばれているおなじみのミックスキャロットについて学びました。

発売から35年、生協で一番利用されているジュース

画像が入ります。

ミックスキャロットは2016年現在で27億2800万本、なんと地球4.9周分(いずれも160g缶計算)も飲まれている、生協を代表する商品です。発売は35年前の1981年。 きっかけは1979年の国際児童年に、組合員に対して行ったアンケート。70%の組合員が子どものにんじん嫌いに悩んでいる事がわかり、子どもににんじんを「たべさせたい」という願いから日本生協連とゴールドパック株式会社が協同で開発、日本初のにんじんベースのジュースが生まれました。

画像が入ります。

子どもの食べたくない野菜No.1であるにんじんをいかにおいしく口に入れてもらうか、と試作する事20回。にんじんをゆでてから搾ることで、まろやかなおいしいジュースになることを発見。砂糖も香料も加えず、果汁を加えることで飲みやすいミックスキャロットが登場。

何度か味を変更するも、変わらないこだわり

画像が入ります。

大人気のミックスキャロットも、いく度か配合の変更をしています。1度目は2003年。にんじんの配合率を40%から45%にアップし、使用する果物の種類も5種類から6種類に。オレンジを加え、すっきりとした味わいに変更しました。次の変更は2010年。にんじんの配合率を50%にアップ、いちごとパインアップルを加え、より甘さをおさえた味になりました。

画像が入ります。

しかしこの時期に品種改良の結果「おいしいにんじん」が登場。にんじんは子どもの嫌いな食べ物ではなくなり、好きな野菜のベスト3に入るくらいというアンケート結果も出てきたため「にんじんを子どもにおいしく食べてもらう」という開発時のコンセプトも「家族みんなでごくごく飲めるジュース」へと変更。そして2014年にはマンゴーが加わり、にんじんの食物繊維分も増量、より深みのあるフルーティーな味わいになりました。このようにいかにおいしく飲んでもらうか?と工夫を重ねながらも、国産にんじんを使用すること、砂糖や香料は使わないことはずっと守り続けています。

6,500人の組合員が参加してつくった「みんなのミッキャロ」

画像が入ります。

そして発売35周年である2016年、ミックスキャロットはリニューアルを実施。ポイントは「子どもが飲みたい、子どもに飲ませたい」と言う想いに改めて立ち戻る事と、初代のミックスキャロットが1万人の組合員の参加で開発した歴史を踏まえ「みんなが参加してつくる」事のふたつ。今回のリニューアルでは、6,500人の組合員が参加し開発を行いました。

画像が入ります。

今回のリニューアルで最初に行ったのは、これまでに寄せられたミックスキャロットの声を確認し、その声に基づいたインターネットでのアンケートやグループインタビューを実施。マンゴーアレルギーがあるので飲めない、フルーツの原料が国産じゃない事が気になる、若い世代ではにんじんくさいイメージがあって飲みにくい、という意見があることがわかりました。

画像が入ります。

モニターテストの様子

寄せられた声に市場の変化も掛け合わせた結果、生まれた開発方針は3つ。にんじんの繊維を除きフルーティーですっきりとした飲み口にすること、アレルギーの方でも飲んでもらえるように原料からマンゴーを外すこと、原料の産地に気を配る方のために、国産原料を62%から83%まで高めることに決定。試作品を1,700人の組合員と子どもにイベントや自宅モニターで試飲してもらい、90%以上がおいしいと評価してくれる結果となりました。

でも、イラストはやっぱりこれまでの⽅が好き!

画像が入ります。

味の変更に合わせてパッケージもリニューアル。「僕の代でパッケージを⼤きく変更して歴史に名を残してやろう」という野望を抱いた⽇本⽣協連の商品担当者でしたが、デザインを検討する中で、イラストのトーンを変えたものや、にんじんや果物たちの顔つきが少し違うもの、これまでのイラストを使⽤したもの、と3つの案を⽐較したアンケートを実施しました。「やっぱり今のイラストがかわいい」という声が多く、これまでのイラストを踏襲するデザインに決定。こうして組合員みんなの⼒を結集して、味もデザインもリニューアルしたミックスキャロットが完成しました。

仕掛けがたくさんのパッケージに、参加者も⼤盛り上がり

画像が入ります。

参加者のみなさんが試飲していると、なにやら会場がざわざわ。実は新しくなったミッキャロの紙パックには、お⼦さんと楽しんでいただけるように、仕掛けがたくさん。

画像が入ります。

側⾯のじゃんけんマーク、紙パックを分解していくと、こどもおみくじや「たたんでくれてありがとう」のメッセージがあらわれます。

画像が入ります。

「⾒つけたわー」という声が聞こえてきました。側⾯の三⾓でたたまれている箇所を開くと⼩さな王冠マーク。⼀緒に飲んだ後も、⼦どもが楽しみながら紙パックをたたむことを学ぶことができます。この楽しいマークたち、みなさんもミックスキャロットを飲んだ後にぜひ探してみてくださいね。

画像が入ります。

ミックスキャロットの⽣い⽴ちや2016年のリニューアルのポイントを勉強した後は、実際に飲んでみた感想を聞いてみました。

関連コンテンツ

ページトップに戻る