2017年07月20日
コープでは、商品の開発や改善にあたって、組合員の視点で商品を評価する「組合員モニター」を1984年から実施しています。現在では、アンケートやグループインタビューなど、さまざまな形で組合員からご意見をいただいて、より良い商品づくりに活かしています。
2017年07月20日
コープでは、商品の開発や改善にあたって、組合員の視点で商品を評価する「組合員モニター」を1984年から実施しています。現在では、アンケートやグループインタビューなど、さまざまな形で組合員からご意見をいただいて、より良い商品づくりに活かしています。
各種モニターテストの中でも、組合員を会場に招き、同一の条件で行うのが「来館テスト」。実際にサンプルを試食しながらアンケートに回答するテストで、味や香りの評価に非常に役立ちます。日本生協連では、年間33回(約100商品)開催しており、120名のモニター登録者の中から、毎回1グループ40名の方にご協力いただいています。
試食テストは「五感」をフルに使って行うテストです。そのため、モニターの方には次のようなことをお願いしています。
●朝食はいつも通り食べてきてください。
●テスト開始30分前から、タバコやコーヒーはひかえてください。
香水など、においの強い化粧品類の使用は控えてください。
●評価室内では、私語は禁止。携帯電話はマナーモードにしてバッグにしまってください。
「味や香り」を評価するためには、味覚や嗅覚はもちろんですが、視覚(見た目、色、つや、形)、触覚(かたさ、やわらかさ、なめらかさ)、聴覚(噛む音、食べるときの音)も重要な要素なので、上記のようなことをお願いしています。
開催する側である私たちは、次のようなことに気をつけてテストを行っています。
●何を食べるのか、お知らせしません。(先入観無く評価していただくため)
●食べる順番も公平になるようにしています。(食べる順番も評価に大きく影響するので半数の方は一口目はAを食べ、もう半数の方は一口目にBを食べる、としています)
●視覚からの先入観が評価に影響しないように、評価室は装飾などは一切ありません。
上記はモニターとして登録いただいている組合員さんのお声を正確に捉えるために、気をつけていることのほんの一部分です。今後も組合員さんが、テストに集中していただける環境づくりをし、いただいた貴重なご意見を商品作りに活かしていきます!