産地のたよりマングローブの植樹を行っています

2019年11月29日

ブラックタイガーの産地のひとつであるインドネシア スラウェシ島。ここでは、植樹を通してマングローブの森の再生を行っています。

マングローブの大切な働き

マングローブの苗木を植樹しているところ

マングローブは、亜熱帯や熱帯の汽水域(海水と淡水がまじりあう水域)に生える植物の総称で、主にヒルギ科の植物で構成されています。マングローブは、陸地と海の間の海辺や河口に広がっており、根が絡まりあうようなかたちで目に見えるのが特徴です。
このマングローブ、実は多くの大切な働きをしているのです。
マングローブがあるところは、植物の根が大きな魚類の侵入を阻み、小動物や魚の卵、稚魚など、たくさんの生きものにとって安全なすみかとなっています。さらに高潮や強風、津波などの影響を軽減してくれるなど、人にとっても大きな利点があります。

豊かな生態系のマングローブが減少しています

スラウェシ島のマングローブに暮らすミズオオトカゲ

このような大切な働きをするマングローブ。かつてのインドネシアには、世界で一番広いマングローブ林が広がっていました。エビの養殖池が広がるスラウェシ島もまた、マングローブが生い茂る豊かな自然が広がっていました。
しかし、この環境は、無計画なエビ養殖場が広く作られるにつれ、失われ続けています。
自然と人の暮らしの共存を実現する未来の養殖業を目指す、スラウェシ島 エビ養殖業改善プロジェクトは、現地のエビ養殖が、養殖池を含む周辺の生態系や生物多様性を守ることを目標の一つとしています。マングローブの再生も、その活動のうちのひとつです。

日本生協連のブラックタイガーは、このスラウェシ島からやってきます

CO・OP殻むき簡単ブラックタイガー大

マングローブの再生には、エビ養殖業者やインドネシアの学生も参加しています。
この地域のエビ養殖が、自然環境や生産者・地域社会に配慮した養殖業になり、さらにその養殖業を自立して継続してもらうためにも、地域の住民も巻き込み、自分たちの手でブラックタイガーの持続可能な生産への転換を進めてもらうことが大切です。
自然環境に配慮した水産物の生産を支えるのは、その水産物を選ぶ消費です。
「CO・OP殻むき簡単ブラックタイガー大」は、このプロジェクト対象池のエビを100%使用しています。これらの製品を選ぶことで、ブラックタイガーの持続可能な生産への転換を後押ししましょう!

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スラウェシ島 エビ養殖業改善プロジェクト

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