産地のたより原材料の新鮮なおいしさを高真空状態で完全密封

2014年11月13日~14日

学習会の後は、大豆本来のおいしさをそのまま生かせるドライパックの製造工程を見学しました。

原料の大豆は機械と人の目とで、しっかり検査

積み上げられているコープ商品の缶

トーアス(株)には第一工場と第二工場、穂ノ原工場があり、今回は第一工場と穂ノ原工場を見学させていただきました。大豆とひじきのドライパック缶の製造は第一工場で行われています。工場に入ると、まずは、原料資材の受け入れを見学しました。

「CO・OP大豆ドライパック」の大豆は北海道産のトヨマサリを使っています。一晩、水に浸したあとアクを除去し、雑菌を死滅させるために20分ほどボイルします。その後、湯切りし、金属探知機と目視で、異物や皮、割れ豆、虫食いなどを除去し、豆を自動機で計量しながら缶に充てんします。

缶を開けるときの大きな音は、安全安心の証拠

缶を締める巻締め工程の説明

充てんした缶は、空気を瞬時に抜き取り、高真空の状態で巻締めをするのがドライパックの重要な工程です。より新鮮なまま保存するため、大豆やひじきに含まれている空気も抜いて真空にしています。
この缶をそのまま加熱殺菌していきます。大豆に含まれている水分が水蒸気化して缶内を対流し、大豆をふっくらと蒸し上げるのだそうです。その後、水で一気に缶を冷却し、ドライパック缶が出来上がります。

缶を開けるときに「ポン」と大きな音がしますが、これは、完全に高真空状態であるために出る音で、安全安心の証拠でもあるのです。

リニューアル缶の開けやすさも体験

左:リニューアル缶・右:現在の缶

一方で、「開けるときの音が大きくて驚く」「開けるときに力がいる」という組合員の皆さんからのお問い合せも多く寄せられています。そこで、2015年の6月にリニューアルをすることになりました。安全安心をそのままに、より開けやすい構造になります。工場見学後には、現在の缶とリニューアル後の缶の2つの開け比べも体験させていただきました。

2つ続けて開けるとリニューアル後の缶が開けやすいことが実感でき、「これなら、今まで以上に利用がしやすくなるわ」といった声が聞かれました。

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