産地のたより長い取引の信頼関係によって生まれた「CO・OPたまごスープ」

2013年10月10日~11日

たまごスープのおいしさは、生協の組合員の皆さんとパネルテストを繰り返した結果うまれました。

組合員の皆さんの意見を聞きながら作り上げたスープ

スープをブロックの形に充填しながら、はけで、ていねいにならしていきます

スープの味付けはどんな料理にもあうよう、しょう油ベースの調味料にコクのあるチキンエキスをブレンドしています。ブレンドしたことで、まろやかで深みのある味わいとなり、組合員の皆さんからは、誰でもおいしく食べられるだけではなく、どんな料理にもあうと好評な上、アレンジメニューのアイディアもたくさん寄せられています。
この味は、実は、開発段階で生協の組合員のパネルテストを何度も繰り返し、100回以上の試作をした末に、完成したそうです。
八戸東洋(株)と生協との長い取引によって培われた信頼関係があってこそ作られた味であることを学びました。

震災後、三陸の被災地に約8万パックのスープを支援

訪問した10月は、秋冬の需要期を前に工場はフル稼働していました

東日本大震災のときのお話もうかがいました。
八戸東洋(株)は幸いにして従業員の皆さんも全員無事で、建物・製造設備の大きな被害もありませんでした。ただ、地震によってライフラインが寸断され、直後には製造中の商品の多くを廃棄せざるを得なかったそうです。またできあがっていた「CO・OPたまごスープ」や、「CO・OPもずくスープ」は、生協の担当者と相談した上で、災害支援物資として、三陸などの被害の大きかった地域の避難所に届けました。
その数は8万パック以上にのぼったそうです。

家庭と同じように時間をかけてゆっくり作るスープ

ミツバを育てているビニールハウス。
年間約35トン収穫され、CO・OPたまごスープに使用されます

学習会後は、工場見学です。大きな鍋でスープのベースを作り、1つ1つのトレーに充填されていきます。
「鍋は大きいけど、卵が固まらないように、ゆっくりかき混ぜながら、スープを作っていくのは家庭と同じね」
「トレーに充填したあとも、手作業でならしていくのね」
時間をかけてスープが作られていく過程を間近にし、組合員の皆さんもそのていねいな作業に感心する声があがっていました。
工場の敷地の一角にはビニールハウスが作られ、ミツバの栽培も行われていました。このミツバもCO・OPたまごスープの材料の一部に使われています。

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