産地のたより徹底した衛生管理の工場で製造される「CO・OP おいしいご飯」

2013年7月18日~19日

学習会では、東日本大震災の影響のお話をうかがった後、工場見学へと向かいました。

震災で復旧までに7ヶ月かかりました。

震災後、復旧工事をするフクシマフーズの事務所棟。
全てのラインが復旧したのは10月になってからでした。

震度6の揺れに見舞われた東日本大震災の被害についても教えていただきました。地震と同時に工場はライフラインがストップし、停電の影響でクリーンルームなど設備の一部も被災してしまったそうです。地震の起きた時間は、製造中だったため製造途中の商品の多くも廃棄せざるを得なくなりました。
震災直後は、資材も届かず、さらにクリーンルームにも時間がかかり、復旧が遅れましたが、2ラインある炊飯ラインのうち「CO・OP おいしいご飯」の生産ラインが最初に復旧し、4月末に生産を再開しました。

宇宙服のような作業着にびっくり

クリーンルームで作業する方の防御服を見せていただきました。
表面には縞模様が施されており、帯電効果があることを触って実感しました

学習会の後は、工場見学です。「CO・OP おいしいご飯」はクリーンルームで製造されるため、見学コースからの見学となりました。フクシマフーズのクリーンルームは、3段階に分かれており、厳しいクラス10万のクリーンルームは、 ICU集中治療室などと同じレベルになるそうです。
製造中に米が空気に触れる工程ではこの最もレベルの高いクリーンルームで行われます。クリーンルームに入るには宇宙服のような防護服に着替える必要もあります。ゴミなどが入り込まないように上下はつなぎに、服の表面には縞模様が施されており、帯電効果があります。

徹底した衛生管理の下ので製造工程を実感

炊飯の工程を見学中。
分厚いガラス窓越しでも炊飯の熱が伝わってきました

見学は、「CO・OP おいしいご飯」のラインをみせていただきました。洗米をし、コンピュータスケールで計量をし、無菌状態の水と米だけを容器に注ぎ、炊飯をする工程の一部を見学すると、家庭で炊飯するのと同じ方法であることに改めて気がつかされました。
工場は夜、稼働が止まったのち、毎日3~4時間をかけて清掃して衛生を保っていることや、レベルの高いクリーンルームは入る人も制限されていることなども聴き、徹底した衛生管理の下、「CO・OPおいしいご飯」が製造されていることを実感しました。

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