産地のたよりハラダ製茶(株)の茶園を見学しました

2014年7月3日~4日

工場をあとにし、ハラダ製茶(株)の茶園を見学しました。

茶の木の寿命は30年から40年

茶園というと段々畑のイメージを持っている方も多く、
広大な畑に驚いた人も多かったようです

工場見学の後は、茶園の見学です。市内を離れると、あちらこちらに茶園が広がり、静岡県が茶の一大産地であることを実感できました。
見学したハラダ製茶(株)の茶園では、つゆひかりという品種の茶が農薬を極力抑えて栽培されていました。樹勢が強く、栽培のしやすい静岡県の奨励品種です。
茶の木は苗木を植えてから3~4年で収穫できます。寿命は30年から40年あるため、少しずつ新しい木に植え替えているそうです。春先に霜がおりると新芽がダメになってしまうため、畑の周囲には霜よけのファンも設置されていました。

生の茶葉の味は?

従業員の方に勧められ、茶葉に触れたり、口に含んだりして、
生茶の感触を確かめました

茶園では一番茶の収穫を終え、二番茶が成長し緑色の茶葉が光っていました。
葉を口に含んでみると、お茶の香りが口いっぱいに広がります。
「生の茶葉なんて初めて触った!」と
興奮気味の感想が聞かれました。
また、茶園の一部では黒い寒冷紗をかけて育てているそうです。これはかぶせ茶といって、遮光率75%の寒冷紗を9日間かけた後、収穫をするのだそうです。薄暗い寒冷紗の下で育てられた茶葉は緑色が濃く、うま味成分も多くなります。高級茶葉として知られる「玉露」もこの方法で栽培されています。

機械で一気に収穫

収穫の機械には希望者を募って、数名の組合員が試乗もさせていただきました。

茶葉の収穫も見学できました。手で摘む“茶摘み”のイメージがありますが、現在は、収穫は機械で行います。広い茶園を一気に進む様子はダイナミックで、あっという間に、茶葉が刈り取られていきました。機械が畑を行って戻ってくると、ちょうどトラック1杯分。そのまま、荒茶工場へと運ばれていきます。
茶園の見学で全日程を終了し、茶葉が製品化される工程を一通り学ぶことができました。梅雨あけ前でお天気が心配されましたが、雨に降られることもなく産地見学を終えることができました。

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