2014年03月04日
北海道ななつぼしについて、こんな声をいただきました。
2014年03月04日
北海道ななつぼしについて、こんな声をいただきました。
お米に白い物が少し混ざっています。これはなんですか?
白い米は、「粉状質粒」です。「シラタ」とも言います。これは、稲の発育不良、あるいは未熟な状態で刈り取られたものによってできるものです。
お米も、果実や野菜と同じように、天気や土の状態などによって生育状況が大きく左右されます。粉状質粒は生育期の日照不足、または高温障害によって発生するもので、産地、品種を問わず発生します。
白く見える原因は、成長途中で米粒に蓄積されるデンプンの量が不十分だと、粒の内部に空気の隙間ができます。それが光に乱反射して、不透明で白っぽく見えるのです。
品質には問題ないので、そのまま炊いてお召し上がりください。炊き上がると透明になります。気になるお味も、それほど変わりはないと思います。
また、精米の品位基準により、粉状質粒の混入は全体の15%以下と定められています。
丸の中の白っぽいものが、粉状質粒です。