産地のたよりJA佐渡

2012年10月

佐渡島の北部には金北山を主峰とする大佐渡山脈、南部には大地山を主峰とする小佐渡山脈があります。そしてそのふたつの山脈に挟まれるように、米どころとしても知られている国仲平野が横たわっています。佐渡沖を流れる対馬海流の影響で冬は本土(越後)よりも1~2度気温が高く、雪もほとんど積もりません。また、夏は逆に本土よりも1~2度低いので、比較的過ごしやすい気候といえます。

産地の特徴

佐渡で平成19年より取り組んできた「環境にやさしい佐渡米づくり」は平成24年にコシヒカリの全量が5割以上の減減栽培を達成するまでになりました。
トキが野生化で棲む佐渡だからこそ、トキの餌場としての田んぼの再生として生物多様性農業を実践し、美しい里山と棚田の保全に努めています。自然条件としても、島だからこその海洋性気候により本土と比べて夏は2度以上涼しいので、お米はじっくりと実ります。
そのことが佐渡米のうま味と粘りを引出し、しっかりとした歯ごたえのおいしい佐渡米を作るのです。また、佐渡金山の歴史や伝統文化により育まれた「トキと共生する佐渡の里山」は、昨年GIAHS(世界農業遺産)に登録されました。

産地からのメッセージ

中川 保さん

炊き上がりふっくらで、甘みのあるしっかりとした味わいの佐渡コシヒカリです。おにぎりにした時にお米の本当のおいしさがわかるといわれていますが、佐渡のコシヒカリは冷めてもその粘りとうま味が感じられます。今年は38年ぶりとなるトキの巣立ちとなったことからも、これまで地道に取り組んできた生物多様性農業がトキに認められたのだと思っています。

この産地のお米

コープ商品の取り扱いは各地域の生協によって異なります。詳しくはお近くの生協にお問い合わせください。

関連商品・取り組み

コープのお米探訪

関連コンテンツ

ページトップに戻る