産地のたより巨大な豆腐作りから始まるこうや豆腐の製造工程

2014年 9月18日~19日

こうや豆腐の製造工程はまず大きな豆腐を作るところから始まります。その大きさは畳12畳分にもなります。

最初に製造する豆腐は、畳12畳分の大きさ

「わぁ固い!」と思わず声があがりました。その場で作りたてを触り、味見させていただけるのも産地見学ならではです。

最初に製造する豆腐の大きさは、畳12畳分に匹敵します。
ラインのすぐ間近で見させていただきましたが、「これが豆腐?」と思うほどの大きさでした。それを1畳分に裁断していきます。カッターであっという間に裁断していく様子はダイナミックそのもの。作りたての豆腐をその場で試食させていただきましたが、味は甘めで、普通の木綿豆腐より固い食感でした。固く感じるのは、通常は約90%の水分量で作られている木綿豆腐に比べ、こうや豆腐用に約75%程度まで水分量を絞って作られているからだそうです。

裁断後は冷却、熟成した後、一気に乾燥

ひとくちこうや豆腐のラインを見学しました。サイコロ大のこうや豆腐も最初は12畳分もの大きさとは驚きです

裁断した豆腐は一晩冷却した後、市販のこうや豆腐の大きさにさらに裁断して急速凍結します。冷凍室は、かつて長野県の農家が冬、戸外に豆腐を吊して作った様子を再現しているようでした。
冷凍後、母屋といわれる部屋に移します。ここまでがこうや豆腐作りの第一段階です。この母屋に入れ、20日前後ほど冷凍熟成させ、解凍、脱水、乾燥の後、製品化されます。
乾燥は連続式乾燥機という大きなもので一気に行われています。機械化され、スピーディーに製品化されていくことに驚きの声があがっていました。

欠かせないのは人の目によるチェック

こうや豆腐を手に検品をする際のポイントを教えていただきました

一連の製造工程を見学させていただき、組合員の皆さんから様々な声が聞かれましたが、中でも多かったのがていねいな検品作業に感心する声でした。検品は、まずはベテランのスタッフが目視で表面を検査し、次に裏面、そして側面のすべての面を検査し、裁断がうまくいかなかったものや、カケなどがあるものを選別していました。この後機械にかけ、異物混入などがないかを検品をしたのち、倉庫で保管され、需要に応じて包装し、製品化していきます。「機械化された工場の中でも最後には人の目で検査するのね」と目視の大切さを実感する声があがっていました。

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