産地のたより持続可能を目指すカナダの漁業を学びました

2014年5月7日~11日

翌日は、カナダとブリティッシュ・コロンビア州の漁業を学ぶために、州の貿易省ビルを訪問しました。

漁場に資源管理者が常駐しているカナダの漁業

メモを取りながら、真剣に学んでいます

翌日はブリティッシュ・コロンビア州(以下BC州)貿易省ビル会議室を訪ね、カナダとBC州の漁業について学びました。カナダの水産海洋省(Department of Fisheries and Oceans)のポール・ロヤル氏からは、カナダの漁業を持続可能な産業として維持するための政策をうかがいました。BC州農業省のギャビン・ラスト氏からはBC州の漁業政策についてうかがいました。
カナダでは魚を海の資源として考え、それぞれの地域で常に漁場には資源管理者が常駐し、観測しながら、集めたデータを元に漁獲量を調整しているそうです。

漁獲量を管理し、持続可能な漁業をめざす

ランチは先住民族の食を再現した食事をいただきました

ニシンを例にとると、漁場全体の20%以上を漁獲してはいけないと決められています。
80%はニシン自体の種の存続や、ニシンを餌とする他の生き物の命をつなぐなど、自然界のバランスを保つ為に残しています。ニシンをはじめ、サケ、マス、オヒョウなど、水揚げされる魚はすべてどこでいつ取れたものかを説明出来るように総合的に管理しているそうです。こういった取り組みは、BC州でも行われています。組合員の皆さんからは、日本の漁業との違いに驚く声があがっていました。

先住民族の歴史を学ぶ

先住民族家を再現した博物館で、歴史を学びました

この日の午後は、BC州大学の博物館で先住民族の暮らしや歴史を学びました。さらに郊外のグラウスマウンテンにのぼり、湾に沿って町が開かれている地形を一望したことでバンクーバーの過去と現在を実感できました。
カナダやBC州の漁業の中でニシンと数の子がどのような位置付けなのかを様々な側面で学ぶことができ、充実した産地交流会になりました。

関連商品・取り組み

かずのこ(カナダ産)

産地:無漂白数の子(カナダ産)

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