届いています! みんなの声:組合員さんとともにお家で子どもに焼いてあげるような手作りクッキーの味。でも、工場で作るのはけっこう大変。東ハト勉強会その1

2017年03月29日

2017年2月7日に、ラブコープ商品 工場・産地交流会でお邪魔したのは、埼玉県入間郡三芳町の株式会社東ハト関東工場。「CO・OP ぴよっちサブレ」、「CO・OP応援食クッキー」など組合員に大人気のクッキーの学習会の様子をレポートします。

組合員に大人気の「CO・OP ぴよっちサブレ」について学びます

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今回学習するのは「CO・OP ぴよっちサブレ」と「CO・OP応援食クッキー」です。

「CO・OP ぴよっちサブレ」は2002年の発売以来、組合員さんの間で大人気のクッキーで、2016年度(16年4月~17年3月)の集計結果ではクッキー&ビスケット部門の第1位(洋焼菓子部門/全国の会員生協への出荷実績)に輝きました。コープのお店でも宅配でもよく購入され、みなさんに愛されている商品です。

お家で手作りしたような味をシンプルな素材で実現

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そんな「CO・OP ぴよっちサブレ」の人気を支えているのは、「お家で子どもに手作りしてあげるようなお菓子」という考え方。小麦粉・マーガリン・砂糖・バター・ショートニング・卵と塩、というどこのお家でもありそうなシンプルな材料を使用し、膨張剤や乳化剤、香料は使用していません。さらに2016年の商品リニューアルでは、小麦粉を100%国内産に変更。小分け包装の袋にアレルギー物質を表示することにも対応し、優しくあたたかい手作りお菓子の味にこだわり続けています。

しかし、お家で作る味を工場で作るのは実は大変なんです

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身近な素材でご家庭のクッキーの味を、と言葉にするのは簡単なのですが、工場で生産するとなると実は大変なことがたくさん。バターの価格が高騰する中で安定的に材料を確保したり、「大量生産が求められる製造現場で、膨張剤や乳化剤、香料を使わずに品質を安定させることはとても大変なのです」と東ハトの担当者から説明がありました。

口に入れた時のあの食感にも苦労があります

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また、「CO・OP ぴよっちサブレ」の特長であるサクッとホロッとした食感も素材の絶妙な配合あってこそ。このサクッとホロッとした食感は、「崩壊性」と言われています。この食感を保ちながら、かつ割れないように焼き上げ、包装、検査、箱詰めをして、お家までお届けしています。口に入れた時にあの食感を感じることができるのは、絶妙なバランスで成り立っている配合や製法のおかげなのです。

目を入れるとかわいい!という声に本気で取り組みました

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国産小麦100%使用とアレルギー表示の追加に続き、今回のリニューアルの変更点その2は「ひよこに目がついたこと」。実は「ひよこに目を入れるとかわいいのに」という声がたくさん寄せられていた「CO・OP ぴよっちサブレ」。それなら入れてみよう、と検討をはじめた東ハトの担当者。しかし、目を入れるためには工場のラインの金型の入れ替え、というコスト増のほか、割れやすさへの対応が必要となります。目の位置が外すぎたり大きすぎると割れやすくなってしまい、目の位置が体に近かったり、目が小さいとかわいくない。この「目を入れる」という要望に応えるために、何度も試作を重ね、やっとクッキーの強度を損なわず、かつかわいく見える目の位置と大きさが決まりました。

ぴよっちサブレに、新しくココアフレーバーも登場

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「CO・OP ぴよっちサブレ」最後のリニューアルのポイントは「ココア味」が追加されたこと。新しいフレーバーの検討にあたっては、600名近くの組合員にアンケートを実施、結果はチョコ、ココア、イチゴの順番で人気でした。しかし、チョコレート原料はどうしても香料が入ってしまい、香料不使用という、ぴよっちサブレの持つそもそもの良さが損なわれてしまうことから、ココアパウダーと全粉乳というシンプルな材料だけで作ることのできるココア味に決定しました。

「おいしいココア味にするために......私が12kg増量しました」

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そこから、本当においしいココアクッキーにするために試作を1年半以上、研究所に何度も通って実現したのが「CO・OP ぴよっちサブレ ココア味」。 「おいしい味を探すためにココアクッキーをデパ地下で買いました、おかげで12キロ増えました!」と東ハトの担当者の中村さん。本当にありがとうございます!

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続いて、「CO・OP応援食クッキー」について学びます。

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