産地のたより【産地のたより・北海道の小粒納豆】冬の生活~2015年冬(1)~

2015年3月23日

冬の北海道と言えば「雪」ということで、今回は冬の状況をお伝えします。

雪は少なくても寒さは厳しく

融雪作業を行う黒田親子(左:重行さん 右:亮太さん)

北海道では11月中旬から雪が降り始め、現在は平年を下回る降雪量となっております。しかしながら暦の上では「立春」(2月3日)の日にマイナス20度以上を記録するなど雪は少なくても寒さは厳しくなっています。

今年の積雪状況

昨年(上)と比べると標識の雪の量が見ての通り、今年(下)は少ないです。

雪の状況をお知らせする言葉として「降雪量」と「積雪量」という言葉を使います。「降雪量」とはある時間内(24時間等)に新しく降った雪の量の事を指し、「積雪量」とは自然の状態での今現在の雪の深さの事を言います。北海道の中でも豪雪地帯にあたる沼田町では3月2日現在の降雪量は827cm(測定を始めてから現在まで)、積雪量は110cm(現在の雪の深さ)となります。平年並みと言われた昨年よりも少なく、雪が少ないと雪がとけるのが早いため春の農作業が早く行えます。

トラクターでの除雪作業

沼田町では雪を利用した施設があり、トクラターのスノーブロワーで雪入れを行います。

北海道の厳しい冬の生活では除雪作業が必須です。JA北いぶき管内は豪雪地帯にあたるので冬の除雪が非常に重要です。生産者も冬の間は除雪の仕事に行く方も多く、国道などの除雪を行っています。雪の多い日は一日に何度も除雪を行い、また家の周りだけでなく、屋根上・車庫上などの除雪も雪の状況を見ながら行わなくてはいけません。屋根の上などを除雪する時は事故が発生しないようにロープ等で体を固定し、暖かい日は雪が解け落ちやすくなっているため行わないなど、細心の注意を払って除雪作業を行います。

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北海道の小粒納豆

産地:JA北いぶき

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