産地のたよりきれいな地下水と広大な土地を使って、うなぎを養殖しています。

2016年9月17日

うなぎの蒲焼工場を見学した後は、加工に使用されるうなぎの養殖池の見学です。

きれいな地下水と広大な土地を使った養殖池

敷地内に広がる、ビニールハウス。写真右の軽トラックでの移動が必須です

大隅地区養まん組合では、現在22件の池主(いけぬし)で構成されており、それぞれが養殖池を保有しています。今回はそのうちの1件を訪問させていただきましたが、静かな山あいに養殖用のビニールハウス群がずらりと立ち並んでいる様子は圧巻です。
ここでうなぎの稚魚(シラスウナギ)は養殖され、およそ1年を目安に工場へ出荷されていくのです。

エサやりは、1日2回

餌を池に入れた途端、お腹を空かせたうなぎ達が群がってきます。圧巻!

養殖池でのうなぎは、アジ・イワシなどの魚粉をベースに馬鈴しょでん粉や飼料用の酵母などを混ぜ合わせたものを、餌として食べて育っていきます。餌やりは早朝5時と夕方4時の1日2回行われます。混ぜ合わせてペースト状にした餌を軽トラックに載せて各ビニールハウスを回り、養殖池に餌を投入していきます。
餌を投入した途端、それまで静かに池の中を泳いでいたうなぎが餌に群がりだします。餌の周囲はあっという間にうなぎで埋め尽くされてしまいました。

豊富な地下水と、万全な管理体制でおいしいうなぎを養殖

全ての養殖池の温度はコンピューターで徹底管理されています

養殖池で使用する水は、鹿児島県大隅地区の地下水を使用。水温はうなぎの養殖に適した30度となるよう、一つ一つの池の温度をコンピューターで徹底管理されている他、水車を使って酸素と水を循環させたり定期的に水の入替えを行うことで絶えずうなぎの成長に適した環境づくりを行っています。
なお各養殖池には自家発電装置が設置され、台風などで停電になっても直ちに自家発電に切り替わることで、温度管理のコンピューターや水車を安定して稼働できるようにしているとのことです。

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