マタニティ

生まれてくる赤ちゃんにムシ歯菌をうつさないためにも。そしてママ自身の健康のためにも。妊娠中から、体調管理と同様に「お口の中のケア」も心がけましょう。


妊娠中から赤ちゃんのお口の健康を守ろう!

家族のムシ歯を放っておかないで

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中はとってもキレイ!ムシ歯の原因となる細菌はいません。ムシ歯菌は、ママが舐めたスプーンで離乳食を食べさせたりするなど唾液を介して赤ちゃんのお口にうつります。ママや家族がムシ歯を放っておくと、お口の中のムシ歯菌は確実に増え続けるため、赤ちゃんのお口にムシ歯菌が感染しやすくなるのです。

ママと赤ちゃん両方の歯を守るために
赤ちゃんのお口の健康を守ろう!

出産前にママのお口の中をきれいな状態にしておくことで、ママと生まれてくる赤ちゃん両方の歯を守ることができます。まずは赤ちゃんと過ごす時間が多いママから歯の治療やオーラルケアを始めて下さい。家族のみんなも赤ちゃんが生まれる前までにはお口の中をきれいにしておきましょう。

妊娠中から歯を守るとこんなメリットが!
  • 生まれてくる赤ちゃんのお口にムシ歯菌を感染させるリスクを減らすことができる。
  • ムシ歯治療で痛い思いをすることがなければ子どもを歯医者さん嫌いにしなくてすみます。
  • 妊娠中のお口のケアでママの歯周病を予防できます。家族の将来の体の健康にもつながってきます。

妊娠中のママの歯とおなかの赤ちゃんの歯の関係

歯はおなかの中で作られます

妊娠7週頃に歯の芽ができ始めます。この時おなかの赤ちゃんは11mmぐらいの大きさ。妊娠4~5ヵ月ころには石灰化といって、歯が硬くなっていきます。また妊娠3~4ヵ月頃に永久歯胚もつくられ始めます。そして出産時にはハグキの中にはしっかりと乳歯が形づけられ、永久歯の芽も植わっている状態になります。

妊娠中のママの歯と栄養
バランスのよい食生活を心がけましょう

バランスの良い栄養補給がおなかの赤ちゃんの歯質を丈夫にします。歯の芽を大切に育てるために、特に歯の形成に必要なタンパク質やカルシウム、ビタミンを多めにとり、バランスのよい食生活を心がけましょう。

  • タンパク質⇒歯の基礎
  • カルシウム⇒歯の石灰化
  • リン⇒歯の石灰化
  • ビタミンA⇒歯のエナメル質の土台
  • ビタミンC⇒歯の象牙質の土台
  • ビタミンD⇒石灰化の調整、カルシウムの代謝

参考Web:「一般社団法人 日本小児歯科学会」
http://www.jspd.or.jp/contents/main/faq/faq01.html#faq0104

妊娠中のママのお口の中

妊娠中のお口の中を放っておくと大変なことに!
妊娠中は歯周病菌が増加する。

妊娠するとハグキが腫れやすくなります。つわりによる歯みがき不足も原因の一つですが、妊娠によるホルモンの変化が大きく影響しています。妊娠すると歯やハグキが悪くなりやすいのはどうして?

<妊娠により歯やハグキの状態が悪くなりやすい理由>
つわりによる歯みがき不足⇒歯・ハグキに影響
口の中が酸性になりやすい⇒歯に影響
間食が増える⇒歯・ハグキに影響
女性ホルモンの増加⇒ハグキのみに影響
女性ホルモンによるハグキへの影響

妊娠すると増える女性ホルモン。女性ホルモンは歯周病の原因菌やその他の菌の繁殖を促進するため、ハグキに炎症反応が起こりやすくなります。つわりなどでお口のケアがおろそかになるとハグキの状態がどんどん悪化しやすくなるという悪循環に。

歯肉炎にならないために…

日頃のていねいなブラッシングで防ぐことができます。ヘッドが小さめのハブラシで、歯とハグキの境目を重点的にブラッシングしましょう。フロスの使用も効果的です。出産後、ホルモンのバランスが落ち着くことで症状は改善しますが、ほうっておくと歯周病へと進行が進みやすくなるため出産後のケアもしっかり行いましょう。

妊娠性歯肉炎

妊娠によるホルモンの分泌量の増加や、つわりにより口の中が不衛生になることが原因でハグキに炎症がおこります。腫れがひどくなると出血などを伴うことも。妊娠初期からみられ、妊娠中期頃に最も多くみられます。妊婦さんの約半数以上がなると言われています。